1.お世話をしない
猫が裏切られたと感じる行動として、猫のお世話をしないことが挙げられます。ご飯の用意、トイレ掃除、飲み水の交換など猫のお世話は飼い主の義務です。義務であるお世話を飼い主さんがしなくなることは、猫にとっての裏切りに他なりません。
やってしまいがちなのがトイレ掃除をサボること。猫も生き物なので毎日排泄します。忙しいから・面倒だからといった理由でトイレ掃除を怠ると、あっという間に汚くなります。人間も汚いトイレは利用したくないと感じますよね、それは猫も同じです。
トイレの状態が汚れていると、排泄をガマンしたり粗相が増えたりする恐れがあります。猫のお世話を毎日継続するのは大変なこと。だからといって、それはお世話を放棄していい理由にはなりません。猫を飼うと決めた以上、必要なお世話は毎日しっかり行ってあげましょう。
2.いじめる
猫に叩く、蹴るなど危害を加えるいじめも裏切り行為です。大事な猫をいじめたりしないと思われる飼い主さんも多いはずですが、意外とやりがちなこともあります。それは、しつけ目的として行う体罰。
猫がイタズラしたときなどに、ついつい軽く叩いてしまうことはありませんか？飼い主さんからしたら軽く注意する程度の体罰だったとしても、猫からしてみれば信じていた飼い主さんに攻撃されたと思われてしまいます。突然の裏切りに困惑しストレスを感じる子もいます。
社会性が低い猫に対して、体罰のしつけ効果は薄いため猫がイタズラしたときも叩いたりすることは止めてあげましょう。
3.捨てる
猫が裏切られたと感じる行動の中で、最悪なのが猫を捨てることです。飼育がめんどうになった、飼いにくくなったなどの理由で不当に遺棄される猫は現在でも後を絶ちません。そもそも、動物の遺棄はれっきとした犯罪です。発覚した場合、決して軽くはない処罰が下されることもあります。
猫も命ある生き物。自分勝手な理由で不当に捨てることは絶対に止めましょう。
4.動物病院に連れていかれる
前提として、猫を動物病院に連れていくのは大切なことです。体調が悪いときは勿論、定期的な健康診断の際に動物病院へ連れていくことは必要不可欠な行動。ただし、それはあくまで飼い主さんの考えです。
猫としては、動物病院は怖い場所。知らない人間やペットたちも大勢いて、処置のために押さえつけられたりと散々な目に遭いマイナスなイメージを抱く子も少なくありません。そんな場所へ突然連れていかれたとき、猫としては飼い主さんに裏切られたと思うことでしょう。
帰ってきてから、そのままにしておくと、動物病院に連れていかれそうになるとき必死に抵抗するようになります。無事に動物病院での治療が終わったら、褒めてあげると同時にお気に入りのおやつを与えるなど少しでも印象が良くなる努力をしておきましょう。
まとめ
一説では、 猫には人間のような悲しいという感情は無いと言われています。とはいえ、飼い主さんに裏切られること自体には強いストレスを感じ、体調を崩す可能性もあります。裏切りの程度が酷ければ、トラウマになることもあります。
今回紹介した裏切り行動の中で、少しでも近い行動をしている節があるなら、行動を改めることを推奨します。傷つけてしまった猫との関わり方を見つめ直し、猫についての知識を学びながら一緒に過ごす時間を増やしてあげるなどのフォローをしてあげましょう。