猫が「鳴きながら寄ってくる」ときの心理4つ

猫が「鳴きながら寄ってくる」ときの心理4つ

猫が「にゃ~」と鳴きながら寄ってくる姿は可愛らしいものですが、鳴くということは何らかの要求があるのでしょうか?猫が鳴きながら飼い主さんのもとに寄ってくるときに、どのような気持ちなのかを解説します。猫の心理への理解を深め、愛猫とのコミュニケーションにおいて役立てていただけると幸いです。

猫が鳴きながら寄ってくるときの心理

鳴きながら寄ってくる猫

1.遊んでほしい

飼い主さんに遊び相手になってほしいときに、猫は「一緒に遊ぼうよ~!」とアピールします。高い声で鳴きながら寄ってくるのも、猫なりの遊びのお誘いです。なかには「これで遊ぼうよ♪」とお気に入りのおもちゃを自分で持ってくる子もいるので、そのおもちゃを使って一緒に遊んであげてくださいね。

猫にとって遊びはよい運動になりますし、ストレス解消の効果もあります。大好きな飼い主さんと一緒なら、ひとり遊びをするよりも満足感がアップするはずです。10分ほどの短時間でいいので、忙しくても毎日一緒に遊ぶ時間をつくることをおすすめします。

2.ごはん・おやつが食べたい

猫はお腹が空くと「ごはんが食べたいよ~」「おやつ欲しいよ~」と、飼い主さんに要求します。特に食事やおやつの時間が近づいてくると待ちきれずに、「そろそろだよね?」と鳴きながら寄ってくる子も多いようです。

実際に食事やおやつの時間なら、愛猫の要求に応えてごはんやおやつを与えればよいのですが、困ったことに時間に関係なく「お腹空いた!」とアピールしてくる食いしん坊さんもいます。愛猫の可愛いおねだりに負けて、食べものを与えすぎてしまわないように気をつけましょう。

3.寂しさや不安を感じている

猫は寂しさや不安を感じているときに、鳴きながら飼い主さんのそばにいくことでSOSを出すことがあります。飼い主さんに対して「そばにいて!」と訴えているので、寂しさや不安が和らぐまで愛猫に優しく寄り添ってあげましょう。

「大丈夫だよ」「そばにいるからね」と声をかけながらゆっくり体を撫でると、きっと気持ちが落ち着くはずです。

飼い主さんが少しそばを離れただけで、愛猫が鳴きながら飼い主さんの姿を探し回る場合には、「分離不安症」という心の病気になっている可能性があります。「分離不安症」の猫は留守番中に強い不安を感じて問題行動を起こしたり、体調を崩してしまったりするケースもあるので心のケアが必要です。

4.子猫のように甘えたい

子猫は母猫を呼びたいときや、甘えたいときなどに鳴いてアピールします。なかには成猫になってからも子猫の気分が抜けず、「ニャオ♡」と鳴きながら飼い主さんに近寄って甘えようとする猫もいるようです。

飼い主さんを母猫のように慕っているからこそ、子猫の気分で思い切り甘えたいと思うのでしょう。飼い主さんは愛猫の気持ちに応えて、ぜひ母猫になったつもりで甘えさせてあげてくださいね。

猫の甘やかしすぎには要注意!

猫にキスをする飼い主さん

可愛く鳴きながら寄ってくる愛猫を見ると、「遊んでほしい」「ごはんが食べたい」などの要求に応えてあげたいという気持ちが芽生えますよね。

しかし飼い主さんも暇ではないので、いつでも愛猫に構ってあげられるわけではありません。また求められるままにごはんやおやつを与えていると、食べすぎて肥満になってしまうので危険です。決して愛猫を甘やかしすぎることなく、ときには我慢も必要だということを覚えてもらいましょう。

愛猫からの要求に応えられないときは、しっかり「NO」と伝えてください。要求が通るまでしつこく鳴き続ける猫もいますが、心を鬼にしてスルーしましょう。ただし完全に無視すると猫が傷ついてしまうので、「まだごはんの時間じゃないよ」「今は忙しいから後で遊ぼうね」などと声をかけることは忘れないでくださいね。

しつこいアピールに飼い主さんが根負けすると、猫は「鳴けば何でも思い通りになる」と勘違いしてしまいます。わがままな子に育てないためにも、甘やかしすぎには注意しましょう。

まとめ

飼い主さんを見上げて甘える猫

猫が鳴きながら飼い主さんのもとに寄ってくるときは、何かを要求していることが多いです。はじめは何を要求しているのかわからずに悩むかもしれませんが、愛猫と一緒に過ごしているうちに表情や仕草から気持ちを読み取れるようになってくるはずですよ。

また甘やかしすぎるのはNGですが、応えられる要求に対してあえて「NO」という必要はありません。飼い主さんが困らないタイミングで甘えてきたときには、一緒に遊んだり撫でたりして満足するまで甘えさせてあげてくださいね。甘えさせるけれど甘やかしすぎないという、バランスを大切にしましょう。

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