1.鶏肉
肉食動物である猫は、お肉全般を好んで食べますが、なかでも鶏肉が大好きな猫は多いでしょう。
鶏肉の魅力は豊富なたんぱく質と、低カロリーであることです。むね肉は皮を除けば脂質はほとんど含まれていません。フードの食いつきがあまり良くないときは、トッピングやおやつとしても与えられるのでアレンジもしやすい食材になります。
また、鶏胸肉の一部である「ささみ」は、皮なしのむね肉の栄養分と比べてもあまり変わらず、ほぐして食べやすくオススメです。生のささみを味付けせずに茹でてから細かく割いて与えるか、猫用のフリーズドライになっているタイプもあるので、活用してみるのも良さそうですね。
2.かつお節
かつお節や煮干しは、食欲をそそる強い香りが猫に人気の理由となっています。主食のフードに少しかけてあげれば、喜んで食べる猫はとても多いでしょう。
かつお節は猫にとって必要なアミノ酸類やビタミン、ミネラルなどが含まれていて、高タンパク質で栄養価も高いため、猫に必要な栄養素を摂れることが魅力です。
猫に大人気のかつお節ですが、気をつけたいのは含まれている塩分量やミネラルの過剰摂取です。猫が喜んで食べていても、食べすぎてしまうと猫の体に大きな負担をかけてしまい病気のリスクが高まります。
与える際は、塩分の高い人用ではなく、猫用のかつお節や煮干しを選ぶようにしましょう。体に配慮した「減塩タイプ」を選ぶと、より安心して与えられます。
3.チーズ
猫が好んでチーズを食べるのは、栄養価が高いことやチーズに含まれている脂肪を好みとする猫が多いからです。
チーズの主な成分は「タンパク質」と「脂肪」からできています。ビタミンやカルシウム、ミネラルなども豊富なので、猫の体に必要な栄養分を効率よく補えるのが魅力となっています。
チーズは香りと旨味の両方から、より美味しく食べられるので本能的にも猫が満足しやすい食品です。かつお節と同じように、猫にチーズを与える場合は人用を避け、猫用を与えるようにしましょう。
また、チーズはタンパク質が豊富な乳製品ですので、腎臓病の猫やアレルギー持ちの猫は気をつける必要があります。健康上とくに問題がない猫の場合は、少量のチーズで様子を見ながら与えると安心です。
まとめ
猫の主食やおやつは、種類も豊富なのでどれを与えたらいいか迷ってしまうこともありますよね。
多くの猫が好む食べ物はある程度決まっていますが、猫が過ごす環境や好みによって大きく変わるため、全ての猫が食べるとは限りません。猫が喜んで食べるようなら、フードのトッピングやおやつ、ごほうびなどで活用してみると良いでしょう。
猫に大人気の好物は栄養価が高く、食欲を高めるような香りが魅力の食べ物が多いです。しかし体に必要な成分でも、過剰に摂取すると体に負担をかけてしまうことがあるため、注意しましょう。
日頃からトッピングやおやつを与える場合は、定期的に尿検査や血液検査を受け、食事による悪影響が出ていないか確認しましょう。
栄養バランスと適切な量を考えながら、猫の食事をサポートしていきたいですね。