1.ロシア
ロシアはなんと、半数以上の家庭が猫を飼っている、という超猫好きな国。日本が16%ですから、その多さが良く分かります。そもそも、動物好きな人が多いため、猫だけでなく犬や馬なども飼われていて、ほとんどの家庭にペットがいるそうです。
賃貸物件でも動物の飼育についての規定がないため、飼いやすいというのも飼っている人が多い理由の一つでしょう。猫と暮らせる物件を探すのに、四苦八苦することが多い日本からすると、羨ましい限りの環境です。
2.ウクライナ
ウクライナの猫飼い率はなんと、約50%。全世帯の約半数が飼っているというのですから、驚きです。2023年4月現在では、未だ戦火が止んでいない状況ですがその中でも、猫は兵士たちや住民たちを癒しています。
飼い主さんと一緒に避難した先でも、猫たちは慣れない環境の中共に生き、勇気を与えているとか。また、20匹の猫たちを置いていけないと、危険が伴う中でも営業を続ける猫カフェがあるそうです。明日をも知れない状況が続いているにも関わらず猫たちは、来店するお客さんに生きる希望を与えてくれています。
3.アメリカ
続いて43%の家庭が猫を飼っているという国が、アメリカです。ペット大国と言われるだけあって、ペットに対するホスピタリティが充実しています。ペットのための警察があったり、虐待が重罪だったりと、動物を大切にしている国だということがうかがえます。
アメリカで猫を飼う場合、日本のようにペットショップでは購入できないことがあるため、その場合はシェルターやブリーダーから入手するようです。ただ、ブリーダーを装った悪質な「パピーミル」も存在しているため、注意が必要となります。パピーミルとは、劣悪な環境で繁殖を繰り返し行わせる業者のことです。
ペットショップで猫が販売されていないことがあるのは、これらの業者をなくすためなのだそう。州によって異なりますが、知らずに悪徳業者に利益を与えないよう、事前によく調べた方がよさそうです。
4.ベルギー
フランスのほど近くにあるベルギーは、42%の世帯が猫を飼っているという猫好きな国です。フランドル地方にあるイーペルという小さな町では3年に一度、「猫祭り」が開催されています。
この猫祭りは1938年から続いており、世界中から猫好きが集まるのです。そのように書くと、ただ猫が好きだから騒いでいる、と思われそうですが、実はこのお祭りの起源はそんな単純なものではありません。
時はさかのぼり12~14世紀の頃。イーペルにいた猫は、この地方の一大産業だった織物をネズミから守る役割を担っていて、大切にされていました。しかし14世紀にペストが流行しだすと、厄災をもたらした原因とされた魔女の使いとして、生きたまま高い塔の上から投げ落とされていたよう。
なんと嘆かわしい…。この酷い儀式は1817年まで続いたのだとか。14世紀から続いていたと考えると、500年近く猫が投げ落とされてきたことになります。
時は流れ1938年になると、犠牲になった猫たちの魂を悼むため、今度は本物の猫ではなく、ぬいぐるみを落とすという形で猫祭りとして開催されることになりました。猫祭り当日になると町中の人が猫に変装し、パレードや山車が行進するそうです。
クライマックスはもちろん、猫のぬいぐるみが投げ落とされる儀式!ぬいぐるみをゲットすると幸せになれるとして、多くの人が我こそはと手を伸すとか。尚、同じぬいぐるみが屋台で購入できるため、平和的に入手したい方は、そちらがオススメです。
5.アルゼンチン
全世帯のうち約40%が猫を飼育している国が、アルゼンチンです。表立って「猫好き!」というイメージはありませんが、実は猫が好きな人が多いよう。賃貸住宅はペット可の物件が多いため、飼いやすいのでしょう。
まとめ
今日のねこちゃんより:茶々丸♀ / 3歳 / 茶トラ / 4kg
多くの国で猫は愛されているようです。あの風貌と独特の動き、可愛らしさは、国境など物ともしないのでしょう。猫が世界を繋ぐ日は、そう遠くないのかもしれません。