1.要求がある
猫は、「お腹がすいた」「トイレをきれいにしてほしい」などの何か要求したいことがある時、飼い主に様々な方法でアピールしてきます。飼い主の顔に手を伸ばすというのもそのひとつ。顔を触られれば、いやでも気づきますよね。猫はそれを知っていて、顔を触ってくるのです。
また、過去に『飼い主の顔を触ったら要求に応えてもらえた』という経験があると、顔を触れば要求が叶えられるのだと学習している可能性もあります。早朝など、まだもう少し寝ていたいと思うような時には困ってしまうこともありますが、必要な要求なら応えてあげて下さいね。
2.構ってほしい
猫が近づいてきたかと思うと、飼い主の顔に手を伸ばしてすぐに去って行ったり、顔を触って少し離れたところから振り返ったり。これは、遊んでほしい時の行動です。「こっちに来てよ」「一緒に遊ぼうよ」と誘っていると考えられます。
少しの間、おもちゃなどを使って遊んであげると満足することでしょう。
3.注目してほしい
猫が自分のことを見てほしい時に、飼い主の顔を触ってくる時があります。飼い主が用事をしていたり、何かに夢中になっている時にこのような行動をすることが多いようです。
猫は、自分以外のものに飼い主が気を取られているのが嫌なのでしょう。自分を見てほしいのですね。ちょっとしたやきもちかもしれません。
猫のそんな気持ちに気づいたら、優しく声をかけたり撫でてあげて下さいね。ゆっくりまばたきをして見せると、愛情を伝えることができます。猫の方もまばたきを返してくれるでしょう。
4.甘えている
大好きな飼い主に甘えている時も、猫は顔に手を伸ばすことがあります。この場合は、頬や口のあたりを触ることが多いです。成猫であっても、飼い主を母猫のように慕い、子猫の気持ちで甘えてくることがあるのです。
顔を触りながら小さな鳴き声を出すこともあります。それに応えて、優しく話しかけてあげて下さいね。
まとめ
猫が前足でチョイチョイと顔を触ってくる姿はとてもかわいいものです。でも、爪がのびていると顔を傷つけてしまうことがあるので、爪のケアをお忘れなく。
また、猫を構っている時に顔を触ってきたら「もうやめて」のサインのこともあります。しつこく構い過ぎてしまったか、機嫌の悪い時に触ってしまったのかもしれません。そんな時は、猫からそっと離れて猫が甘えてくるのを待ちましょう。