猫の『抜け毛掃除』が楽になるコツ5選!掃除の頻度を増やしたほうがいい時期とは

猫の『抜け毛掃除』が楽になるコツ5選!掃除の頻度を増やしたほうがいい時期とは

猫と一緒に暮らしている飼い主さんを悩ます大きな問題の一つが「抜け毛の掃除」でしょう。抜け毛は重さが軽いため、思いもよらないような高い場所や棚の奥などにまで入り込んでおり、すぐに舞い上がってしまいます。なぜか猫を入れていない部屋に吊るしていた洋服にもついています。今回は、少しでも猫の抜け毛掃除が楽になるようなコツや工夫点などをご紹介します。

猫の「抜け毛掃除」が楽になるコツとは

ソファの掃除

猫と一緒に暮らしている飼い主さんには、共通するいくつかの悩みがあります。その中でも猫の抜け毛に関しては、大きな悩みとして頭を痛めている方が多いのではないでしょうか。

部屋の隅に抜け毛が溜まってしまうだけでは済まずに、カーペットの毛足に絡む、ソファのクッションの下や隙間、棚の奥にまで入り込む、壁やエアコンのフィルタにも付着する、猫を入らせない部屋の中の洋服にまでついているなど、思いも寄らない場所にまで入り込み、なかなか取り除くことができません。

これでは、特別掃除嫌いなわけではなくても、嫌になってしまうのも仕方ありません。

そこで今回は、日々の衛生管理を楽に行えるように、飛び散る抜け毛を減らしたり掃除を楽にするためのコツをご紹介します。

1.高い場所から掃除をする

せっかく床をきれいにしたのに上から抜け毛が落ちてきたということがないように、天井に近い部分から掃除を始めて最後に床掃除、という順に掃除をしていきましょう。

エアコンや棚、冷蔵庫などの上や電球の傘などの高い部分は、柄が曲がるタイプの長いハンディモップ(ハンディワイパー)を利用するのがおすすめです。静電気を利用して埃や毛をを吸着してくれるため、掃除中の埃や毛の飛び散りを減らしてくれます。

2.布の種類によって道具を使い分ける

寝具やソファ、キャットタワーなどについた猫の抜け毛は、キッチン用のスポンジや手のひら部分にゴムが張ってある軍手を使うと楽に除去できます。

同じ布でも衣類やカーテンに付着した毛は、衣類用の粘着ローラーを使って優しく取り除くのがおすすめです。

3.フィルター掃除にはブラシノズルを!

猫の毛がついた空気清浄機のフィルターの掃除

エアコンや空気清浄機のフィルターにも猫の抜け毛が付着するので、こまめな掃除が必要です。

掃除機に付属しているブラシノズルを利用しましょう。ない場合は、刷毛で付着した毛を掻き取りながら同時に掃除機の吸口で吸い取るようにすると良いでしょう。

猫の寝床として猫ちぐらや籐で編んだかごを使っている場合も、同じ方法で網目に詰まっている毛を取り除けます。

4.カーペットにはキッチン用スポンジ?!

カーペットの掃除には掃除機を使うことが多いと思いますが、掃除機のヘッドに毛が絡んでしまい、苦労されている飼い主さんも多いはずです。

掃除機を掛ける前に、キッチン用のスポンジでカーペットの目の方向に沿ってこすると、奥に入り込んでいる猫の抜け毛やホコリを取り除けます。

最近は、ヘッドの構造が犬や猫の毛が絡まりづらくなっている掃除機も販売されています。掃除機の買い替えを検討されている場合は、一考の余地があるでしょう。

5.フローリングは『掃除機の前にウェットタイプのペーパーモップ』が鍵

溜まっている抜け毛の量が多い場合は、掃除機をかける前にウェットタイプのペーパーモップでさっと一拭きしておきましょう。

溜まった毛をざっくりと取り除いてから掃除機をかけることで、毛を舞い上がらせずに掃除機をかけられます。

猫の抜け毛を減らすための工夫

ブラッシングで回収した抜け毛

動物の体はたくさんの細胞で構成されています。細胞にも寿命があり、日々体の一部の細胞が死んでは新しい細胞が生まれることで再生を繰り返しています。猫の被毛も同じように、成長期、退行期、休止期を経て新しい毛に生え変わります。この毛の寿命を毛周期といい、猫の場合は226日程度といわれています。

猫の毛が抜けるということは、そこに新しい毛が生えてきたということなので、抜け毛自体を止めることはできません。しかしブラッシングをすることで、抜け毛が落ちてしまう前に回収することはできます。また日常的に空気清浄機を利用することでも、室内での抜け毛の飛散を抑制する事ができます。

猫の換毛期について知っておこう

ボディシートで体を拭かれる猫

下毛と上毛を持つダブルコートの猫も、上毛がほとんど無く下毛が発達しているシングルコートの猫も、春と秋の年に2回、換毛期が訪れます。体温調節のために夏毛から冬毛、またはその逆への生え変わりをするためです。

この時期は、通常の毛周期とは関係なく抜け毛の量が増えるため、ブラッシングも掃除も、普段以上に頻度を上げましょう。特にダブルコートの猫は非常に抜け毛が多くなるため、普段よりもシャンプーの頻度を上げることで抜け毛の飛散を抑制するのもよいでしょう。

シングルコートの猫は、普段はシャンプーの必要がありません。しかし換毛期で抜け毛が気になるという場合は、シャンプーをしてみるのも良いでしょう。ただし水を嫌がる猫が多いため、嫌がる場合は絞ったタオルや市販のボディシートで体を拭いても抜け毛を取り除けます。

このように、猫の換毛期について正しく知っていれば、然るべき対応を適切なタイミングで行うことが可能になり、結果的に抜け毛掃除を楽に済ませることができるようになります。

まとめ

ベッドの掃除をする男性と猫

猫の抜け毛は量も多く軽くてどこにでも飛んでいくため、その掃除に苦労されている飼い主さんは多いはずです。

こまめにブラッシングをすることで飛び散る抜け毛を減らしたり、手順や掃除用具を使い分けることで、楽に掃除ができるようになりますので、いろいろと工夫してみてください。

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