猫が飼い主さんの隣を好んで座る理由
1.隣にいると安心するから
猫は基本的に警戒心が強く神経質な性格をしており、できるだけ安心できる場所で過ごしたいと思っています。飼い主さんとの信頼関係が築けている場合、飼い主さんのそばにいるのが猫にとって最も安心です。
信頼している飼い主さんの隣に座っていれば「いざという時は守ってくれるはず！」と思えるので、リラックスして過ごせるということですね。飼い主さんは隣で無防備にくつろぐ愛猫の姿を、優しく見守ってあげてください♪
2.甘えたいから
飼い主さんに甘えたいときに、隣に座ることでその気持ちをアピールする猫もいます。にゃーにゃー鳴いたり体を擦りつけたりと、もっとわかりやすく「構ってほしいよ～♡」とアピールしてくる猫もいますが、ただ隣に座って構ってもらえるのを待つ猫は控えめな性格をしているのでしょう。
愛猫が控えめな性格をしているのなら、ただ飼い主さんの隣に座っただけでも「甘えたいのかな」と察してあげてくださいね。体を撫でたり一緒に遊んだりすると、きっと喜んでくれますよ。
3.くっついていると温まるから
猫が飼い主さんに体をぴったりくっつけて座ったときは、飼い主さんの温もりで暖をとろうとしているのかもしれません。寒い季節に愛猫の湯たんぽ代わりにされるのは、飼い主さんとしても光栄なことですよね。ただ寒さのせいで愛猫が体調を崩してしまっては困るので、室温を調整するなどしっかり対策してください。
なかには、寒くないのに飼い主さんにくっついて座る猫もいます。暑い夏でも愛猫がくっついてくる場合は、「大好きな飼い主さんの温もりを感じたい♡」ということなので、たとえ暑苦しくてもそのまま隣にいてあげましょう♪
4.飼い主さんがしていることに興味があるから
飼い主さんがゲームをしているときや、ペンでノートに何か書いているときに愛猫が隣に座る場合は、飼い主さんのしていることに興味があって近寄ってきた可能性があります。隣でゲーム画面を覗き込んだり、文字を書くペンの動きを目で追ったりすることが楽しいのでしょう。
「何してるの～？」「なんか楽しそうなことしてるね！」とそばに寄ってくる姿からは、好奇心旺盛な猫らしさが感じられますね。
猫がそばに寄ってこない原因は？
愛猫に隣に座ってもらいたいのに、なかなかそばに寄ってきてくれない…と寂しく感じている方もいることでしょう。猫がそばに寄ってこない原因としては、飼い主さんとの関係性や猫の性格が考えられます。
猫は警戒心が強いので、心を許せる相手や安全だと感じる相手にしか近づこうとはしません。猫と一緒に暮らし始めて間もないのなら、まだ信頼関係が構築できていないので隣に座ってもらえなくても仕方がないということです。無理に距離を縮めようとすると猫の負担になるので、時間をかけて仲良くなっていきましょう。
また飼い主さんとの関係が良好でも、猫の性格によってはなかなか近くに寄ってこないこともあります。飼い主さんを信頼していても、触られるのが苦手な猫や距離を保った付き合いが心地良いという猫は、あまり自分から隣にこないでしょう。
もっと甘えてほしいというのが飼い主さんの本心だとしても、愛猫の気持ちを尊重して、愛猫の望む距離感で接してあげてくださいね。
普段はそばに寄ってくる愛猫が今日に限って寄ってこないという場合は、飼い主さんから苦手な匂いがしているという可能性が考えられます。香水・ボディーソープ・柔軟剤・タバコなど、猫が嫌がる匂いには気をつけたいですね。
まとめ
猫は警戒している相手には自ら近づこうとしないので、愛猫が飼い主さんの隣を好んで座る場合、そこには飼い主さんへの信頼の気持ちがあるということです。その信頼を裏切らないためにも、愛猫のことを大切にして生涯守り抜きたいですね。
愛猫が隣にきてくれたときは、声をかけたり優しく撫でたりしてコミュニケーションをとると、さらに絆が深まるでしょう。何気ないひと時も、愛猫が隣に座っているというだけで幸せな時間になりますね♪