愛猫に忘れられていると感じる行動とその真相とは
長期間のお出かけをした時、果たして愛猫が自分(飼い主さん)のことを覚えているかどうか、気になってる人は多いと思います。
なかには「もしや飼い主である自分のことを忘れているかもしれない!?」と思われるような行動をとる猫もいるので注意しなくてはいけません。
今回は、飼い主さんが「忘れ去られてそう?!」と感じる猫の行動とその真相について解説してまいります。
1.隠れようとする
飼い主さんの姿を見た瞬間、物影に隠れたり別の部屋に逃げようとする場合「あれ?もしかして警戒してる?自分のこと忘れている?」と感じる飼い主さんは多いと思います。
あまりにも長い期間(数ヶ月〜数年ほど)愛猫と会っていなかった場合は、本当に飼い主さんのことを忘れてしまい、警戒している可能性は高いでしょう。
しかし、会っていない期間が数日程度の場合、飼い主さんのことは覚えているけど、不貞腐れていて隠れようとしている可能性も考えられます。
あとは単純に、猫が「今はひとりでゆっくり過ごしたい」と思っているタイミングでたまたま飼い主さんが帰ってきた場合、ひとりになりたくて隠れるケースもあります。
2.威嚇してくる
顔を合わせた瞬間「シャー」「ウー!」といった威嚇の声を上げて攻撃的な態度をとられた場合「忘れ去られてしまったのかも!?」と困惑してしまう人は多いのではないでしょうか。
ただし、これも一概に「威嚇してくる=忘れてしまっている」とは言い切れません。たまたま愛猫の機嫌が悪くて、威嚇されてしまった可能性も考えられます。
ただ、もう何年も愛猫に会っておらず久々に顔を合わせたという場合、本当に赤の他人だと思われていて威嚇されてしまった可能性もあるでしょう。
3.匂いを入念にチェックする
ずっと飼い主さんの匂いをクンクンと嗅ぎ回っている場合「いつもはこんなに匂いのチェックをされないのに…もしや別人だと思っている?」と感じるかもしれません。
確かに、長期間会っていないのであれば別人だと思われている可能性もあるかもしれないですがそうでないのなら、単に「飼い主さんが外でもらってきた匂い」に反応してるだけの可能性が高いです。
猫はとても匂いに敏感なので、人間では気づけない微かな匂いをキャッチすることもできます。全く知らない外の匂いが飼い主さんから漂ってきて、気になってしまうのかもしれません。
まとめ
猫の記憶力はそこそこあると言われているので、毎日一緒に生活してきた飼い主さんのことを数時間や数日で忘れ去るのはかなり考えにくいといえるでしょう。
一見飼い主さんを忘れてしまっているような態度を取っているように見えても、実はそうではないケースも多々ありますので、短期間離れていたときの反応には過敏になる必要はないようです。