猫の「ぬいぐるみ」に対する気持ちとは
猫が「ぬいぐるみ」で遊んでいたり一緒に寝ていたりするとき、猫はその「ぬいぐるみ」に対してどのような気持ちを持っているのでしょうか。
1.獲物を捕獲したい
猫は動くものに対して強く反応し、捕まえようする習性があります。
飼い主さんが猫の前でぬいぐるみを動かすような様子を見せると、狩り遊びのターゲットだと認識して、噛みついたり振り回したりする行動を見せることがあります。
ぬいぐるみに対しては、攻撃してもいい獲物だと思っているので、加減なしに襲いかかっていく場合もあります。好奇心旺盛で活発な猫ほど、ぬいぐるみをストレス発散に丁度いい相手だと思っているようです。
2.縄張りの一部!
ぬいぐるみが猫のテリトリー内にあると、初めのうちは興味をもってニオイを嗅ぎ、様子を見ようとします。
やがて自分に危害を加えることがないとわかると、縄張りに受け入れるために顔をこすりつけてニオイ付けをするでしょう。
ぬいぐるみを見た目から仲間だと意識しているというよりも、マーキングして自分の縄張りの一部だと主張しているのかもしれませんね。
3.傍にいると落ち着く♪
飼い主さんに体をくっつけていると安心できるように、程よい大きさのぬいぐるみが傍にあると気持ちが落ち着く猫も多いです。
多頭飼育では体をくっつけて寝ることができますが、一匹飼いではそれがかなわないためぬいぐるみの傍に行きたがります。
体の隙間が埋まることで寒さをしのげるため、密着しながら寝ている可能性もあるでしょう。
4.形や感触がお気に入り!
猫は母猫のお腹を連想させるような柔らかいものが大好きです。ぬいぐるみのように綿が入ったものも、お気に入りの対象物として見ていることがあります。
ふみふみしてみたり、あごまくらにしてみたりと、ぬいぐるみの感触が心地よく感じることでしょう。
また、自分のニオイがついていると安心感が増し、落ち着いた気持ちでリラックスできるのです。
ぬいぐるみを与えるときの注意点
ぬいぐるみを好むかどうかはその猫の性格によって異なりますが、猫がぬいぐるみに興味を示すことが多ければ、ぬいぐるみの一部を誤飲させないように注意しましょう。
飼い主さんがみていないところでぬいぐるみを置きっぱなしにすると、場合によっては装飾の一部を飲み込んだり、中に詰まっている綿を引っ張り出してしまうことがあります。
猫が思いっきり遊んでも問題がないような猫用のぬいぐるみを与えるか、飼い主さんが見てあげられないときは片づけるようにしたいですね。
まとめ
猫のぬいぐるみに対する気持ちは、狩り遊びの獲物と認識していたり、体を密着させてリラックスしたりなど、猫のそのときの気分や過ごす環境によって変わります。
猫の行動を観察をしてみると、ぬいぐるみにどんな気持ちを抱いているのかがわかるでしょう。
ぬいぐるみへの行動から気持ちや好みを推察し、愛猫が過ごしやすい環境作りに活かしていきたいですね。