1.基本的にメスのみ
基本的に三毛猫はメスしかいません。理由は遺伝子配列が関係しており、性別を左右する染色体と呼ばれるものがメスのパターンとなる確率が高いのです。そのため精神面で自立した性格となりやすく、ツンデレ気質な猫が多い傾向にあります。
ただし、絶対というわけではなく極稀に三毛猫のオスが生まれることもあります。希少な存在であるため、昔から三毛猫のオスは非常に貴重で縁起が良い存在として扱われています。
2.ツンデレ気質
三毛猫はメスばかりなこともあり、ツンデレ気質な子が多い傾向にあります。子育ての役割を担うメス猫は、オス猫より精神的に自立しやすいです。そのため、大人びた性格で飼い主さんに甘えることは少なめ。気が強く攻撃に出やすい個体も多いです。
ただ、まったく甘えてこないわけではなく時々、飼い主さんに甘えるなどのデレを見せることもあります。ふだんはクールな三毛猫が、たまにみせる可愛らしいデレ部分はチャーミングですよ。
3.縁起が良い
三毛猫は猫の中でも縁起が良いと信じられています。招き猫のモデルが三毛猫という説や三という縁起の良い数字に当てはまると考えられ、福をもたらすとも言われています。
そのため、昔は三毛猫を飼う商人や船乗りが多かったそうです。三毛猫が知的で病気が少なかったことも影響しています。特に希少なオスの三毛猫は、さらに縁起が良く丁重に扱われていました。
4.三毛猫といっても個体差がある
三毛猫の基本的な毛色は茶色、黒、白の三色です。毛色の模様や色合いによって種類が異なり、個体差が現れてきます。たとえば、白の毛並みに茶色・黒の毛が縞模様のようになっているのは縞三毛。茶色ベースで黒白が混ざっているのが、キジ三毛と呼ばれます。
猫によって毛並みの色合いや模様が異なるあたり、三毛猫も奥が深いです。
まとめ
日本では馴染み深い三毛猫ですが、実は海外では珍しい毛並みとされます。ミケ、トーティ・アンド・ホワイトなどと呼ばれています。日本の文学作品でも、度々登場することからも日本を代表する猫ともいえます。
この機会に三毛猫について見識を深めてみてはいかがでしょうか。