猫の死後にある『虹の橋』とは…言い伝えられている3つのお話

猫の死後にある『虹の橋』とは…言い伝えられている3つのお話

猫が亡くなった時に「虹の橋を渡った」という表現をすることがありますが、『虹の橋』とは一体どのようなところなのでしょうか。愛するペットを失った飼い主さんの心の支えとなる、『虹の橋』にまつわる言い伝えをご紹介します。

猫が死後に向かう『虹の橋』とは?

草原にかかる虹

猫や犬といった動物が亡くなると、天国の少し前にある『虹の橋』に向かうと言われています。この言い伝えの元になったのは『虹の橋』という原作者不明の詩で、ペットを飼っている人々の間で広まり、最愛のペットを失った人々の心の支えとなっているのです。

『虹の橋』のたもとは緑が広がり温かくて心地よい場所で、元気を取り戻した猫たちは楽しく過ごしながら飼い主さんとの再会を待っている…。そう信じることで、亡くなった愛猫に対する後悔や罪悪感が薄れ、飼い主さんが人生を全うした時にまた会えるという希望が持てますよね。

『虹の橋』にまつわる言い伝えをご紹介するので、愛猫の死と向き合いたい方や、ペットロス中に心のより所となるお話しを探している方にお読みいただければ幸いです。

『虹の橋』にまつわる言い伝え

草原を元気に駆ける猫と犬

1.猫たちは幸せに過ごしながら、飼い主さんを待っている

死後に『虹の橋』に向かった猫たちは、ごはんを食べたり遊んだりして幸せに過ごします。病気や障害で苦しんだ猫も元気を取り戻し、仲間たちと楽しく走り回ることができるのです。ただひとつ不満があるとすれば、大好きな飼い主さんと離ればなれになってしまったこと。猫たちは、飼い主さんとまた会える日をずっと待ち続けます。

そして飼い主さんが人生を全うして天国に向かう時、虹の橋で待っていた愛猫は飼い主さんを見つけて駆け寄ります。再会の喜びを分かち合いながら、飼い主さんと愛猫は一緒に虹の橋を渡るのです。

2.愛されなかった者同士が出会い、友達になる

飼い主さんとの再会を待つ猫たちがいる一方で、生きているうちに愛してくれる誰かに出会えなかった動物は、飼い主さんと再会して嬉しそうに虹の橋を渡っていく仲間たちを羨ましく思いながら眺めています。また動物と暮らし愛を注ぐという経験もなく、愛してくれる存在もいないままに一生を終えた人も、ひとりぼっちで佇んでいるのです。

愛を知らないまま死んでしまった1匹と1人に奇跡が起こり、『虹の橋』で彼らは出会います。そして友情が芽生え、まるで長年寄り添った愛猫と飼い主さんのように一緒に『虹の橋』を渡るのです。

3.飼い主さんが悲しむ間、愛猫は『雨降り地区』で過ごす

『虹の橋』は心地よい場所ですが、入り口にある『雨降り地区』にいる猫たちは雨に打たれ、寒さに震えながら過ごすことになります。『雨降り地区』に降る雨は、愛するペットを亡くして悲しむ飼い主さんの涙です。飼い主さんが悲しみに暮れている間、愛猫は『雨降り地区』から出られず一緒に悲しみに耐えています。

飼い主さんの悲しみが癒えてまた前を向いて生きようとした時、愛猫もようやく『雨降り地区』から出て、暖かい日差しの中で仲間たちと楽しく過ごし始めるそうです。飼い主さんの涙が止まって笑顔を取り戻せる日がくることを、誰よりも願っているのは亡くなった愛猫なのかもしれませんね。

まとめ

楽園で虹を見上げる猫

最愛のペットとの別れを乗り越えるのは困難で、悲しみが癒えるまでには多くの時間が必要です。しかし愛猫が『虹の橋』で幸せに過ごしている、そして人生を全うすればまた会えると信じることで、飼い主さんの心も癒されるのではないでしょうか。

「もっと幸せにしてあげたかった」「どうして助けてあげられなかったんだろう…」そんな後悔や罪悪感を抱えて苦しむ飼い主さんもいるかと思いますが、いつまでも悲しみに囚われていては愛猫が『雨降り地区』で凍えてしまいます。

亡くなってからも飼い主さんを心配する優しい愛猫のためにも、一緒に過ごした日々を悲しい思い出にせずに、幸せな思い出として大切にしたいですよね。寂しい時は、虹の橋で駆けまわったり日向ぼっこをしたりする愛猫の姿を思い浮かべ、また会える日を信じて今日を生きましょう。

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