1.ゴミ箱をフタ付きのものにする
猫ってゴミ箱を漁ったりするのが好きですよね。人間の食べたおやつの袋などにはしっかりと「残り香」があるため、鼻の利く猫は興味を持ってしまうのです。
もちろん猫用のおやつの袋も捨てたりしますので、人間のおやつには興味がなくても自分用のおやつのニオイがすれば「まだ残っているのでは!?」とゴミ箱の中を探したくなるのかもしれません。
ゴミ箱を倒して中身を出す猫が多いですが、実際には頭からゴミ箱の中にダイブする猫もいます。そんな猫に悩む飼い主さんたちの多くは、ゴミ箱をフタ付きのタイプにしているのだそうですよ。
もちろんただフタをするだけでは簡単に開けてしまう猫もいますので、そんな時は足でペダルを踏んで開閉するタイプやフタにロックをかけられるものなど、あなたの愛猫の能力に合わせたものを選ぶことが大切です。
ちなみに筆者宅の愛猫は人間のすることをよく観察していて、ペダル式もロック式もあっさりと突破してしまいました。そのため、留守中や就寝中には、物理的に猫が入れない部屋にゴミ箱を隔離しています。
2.入られたくない場所に入れないようにする
「猫にイタズラをされてしまうと困る部屋」と言えば、キッチンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。もちろん家庭によっては寝室や仏間など「入られたくない場所」は違います。
どの部屋でもそうなのですが「イタズラをされたくない部屋には猫を入れない」ことが鉄則です。ですが必ずしもそこにドアが付いているかと言えばそうではないですよね。
筆者宅の場合はキッチンにドアがありますので、猫にとって危険な料理をしている時にはドアを閉めることが可能です。しかし、ドアがない場合はどうしたら良いのでしょうか。
そこで「脱走防止柵」や「脱走防止扉」を活用されているお宅も結構多いのだそうです。ただし、「脱走防止扉」は安くても1~3万円はしますので、飼い主さんの予算や部屋の間取りを考えた上で使用するかどうか決めるのが良いでしょう。
3.猫と遊ぶ時間を増やす
そもそも猫がイタズラをする理由には「飼い主さんにもっと構ってもらいたい」というものがあります。
猫はトイレが汚れていたりご飯が美味しくなかったりという「不満」からイタズラをすることもあるのですが、そうでない場合には「飼い主さんに注目されたい」という気持ちから気を引くためにイタズラをするのだそうです。
特に、飼い主さんが寝ている夜中に急に物を落として驚かされた、という経験をされた方も少なくないと思います。この場合は飼い主さんが起きている時間帯に遊び足りていないこともあるのだとか。
ご家庭によっては難しいかもしれませんが、飼い主さんが猫と遊んであげる時間を作ることで解決することもあるようですよ。
まとめ
猫がイタズラをする理由もイタズラの内容も様々ですが、対策方法も猫の数だけあると言っても過言ではないかもしれません。
前述のゴミ箱の話を例に挙げても『Aさん宅の猫はフタを付けたら諦めたけど、Bさん宅の猫はどうにかしてフタを開けようと躍起になる』という具合に、猫の性格よっても「これで万全!」という方法は存在しないのです。
特に先住猫がどんなことでも率先してチャレンジする性格の場合は、ドアの開け方からイタズラの仕方まで、先輩猫から後輩猫にしっかり伝授されている可能性もあります。
ある意味「イタズラ防止対策」というのは、猫と人間による永遠の知恵比べなのかもしれませんね。