1.優しくなでる
![足元で甘える猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/2/65b3cc9df10e9985cd170fbc7fa111b1.jpg)
優しくなでる対応は、基本中の基本です。猫が甘えてきたときには、やさしく触れてあげましょう。触る場所は、額や顔の周りなど。猫が自分でグルーミングできない部位は、触られると気持ちよいのです。
また、なでながら優しい声で話しかけるのもおすすめ。トーンは高めで穏やかな口調を心がけ、「かわいいね」や「良い子だね」などポジティブな声かけをしてあげましょう。「ニャー」と猫が鳴いてきたら、笑顔でゆっくりうなずいてあげるのも良いですよ。
中には、前足を使って飼い主さんをタッチする猫もいます。そんな時は、優しくタッチのお返しをしてあげましょう。ソフトな刺激は仲良しの合図。コミュニケーションがとれますよ。
2.マッサージをする
![あおむけで撫でられる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/4/4299e25e6a32c34b8b0a1428db0aa08a.jpg)
猫が触れてもらいたがっているときは、絶好のマッサージチャンスです。リラックスした状態で甘えているようなら、毛並みに沿って手のひらでさすってみましょう。慣れてきたら、皮膚を優しくつまんだり、指先で優しくポンポン叩いてみてください。
部位は、顔の周りや背骨周り、首回りが好まれやすいですが、猫の好みにより異なるので、臨機応変に。人間と同じで、猫にもツボが存在しますが、あくまでも自宅で行うのはスキンシップ。猫同士が行う「アログルーミング」のイメージで触れてあげるていどで十分ですよ。
3.身を委ねてあげる
![女性の体の上で寝る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/1/127c55bd96e89bbc91b35cae3785df9e.jpg)
猫の甘え方もいろいろあり、中には母猫を思い出すような行動もあります。たとえば前足をグーパーさせながらやわらかいものをフミフミしているのは、母猫のおっぱいを飲んでいたときのしぐさ。もし愛猫にフミフミされたら、可能なかぎりやらせてあげましょう。
そのほか、飼い主さんのお中や膝の上に乗る猫もいますが、これも甘えているサインのひとつ。時間が許すなら満足するまで乗らせてあげましょう。飼い主さんの体勢によって、おろすときに爪でひっかかれてしまうことがあるので、ケガをしないよう気を付けましょう。
また、猫が舐めてくるときには注意が必要です。肌の弱い人は肌荒れすることもあり、口の周りから猫のもつ細菌に感染することもあるからです。猫にとっても、人間のスキンケア用品を体内に取り込んでしまう懸念もあります。しつこく舐めてくる猫には別の方法でかまったり遊んであげるなどで、舐める行為から意識を逸らしてあげましょう。
4.気持ちをくみ取る
![見上げて見つめてくる猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/9/6940ab0e1160787995c288ad154b807d.jpg)
ひと言に「甘える」と言っても、猫の感情もさまざま。おやつやご飯が欲しいときや、遊んで欲しいとき、トイレの掃除や飲み水の補充を求めているときもあります。
飼い主さんなら、愛猫のニーズを最もわかってあげられますよね。猫が甘えてきたときのシチュエーションや普段の様子から、猫の気持ちに沿った対応をしてあげてくださいね。
中には、体調不良を訴える行動として甘える猫もいるので、いつもと様子が違うようなら、食欲や排泄など、ボディチェックをしながら健康状態を確認してあげることも大切です。
まとめ
![マッサージされてウットリの猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/7/5944ec3593d7fe685bba33e899e2ad07.jpg)
甘える猫はとても可愛いので、ついかまいすぎたくなることもありますが、しつこくしてしまうのはいけません。過度なお世話はストレスになってしまうので、猫が満足したら即やめることを心掛けましょう。
なお、猫のニーズをキャッチするヒントとして「甘えてきた時間帯」があげられます。たとえば朝なら食欲、昼ならリラックス、夜は遊びたいなど、行動パターンが参考になりますよ。
猫の気持ちを適宜汲み取って、それぞれの気持ちに合った最高の応え方をしてあげましょう。