猫が起きているのはたったの8時間!気になる5つの『過ごし方』

猫が起きているのはたったの8時間!気になる5つの『過ごし方』

猫といえば、1日のうち眠っている時間が多い印象が強いのではないでしょうか。実際に、1日の中で起きているのはたったの8時間程度です。今回は謎めいた猫の習性や、気になる活動ないようについて詳しく紹介いたします。

猫の気になる「過ごし方」とは?

キャットタワーで眠る猫

猫の様子を見ていると、寝てばかりいるように思えますよね。確かに猫は1日の大半を寝て過ごし、起きているのはたったの8時間程度です。

猫がそれほど多くの時間を睡眠に費やすのには、何か理由があるのでしょうか。そして実際どのような1日を送っているのでしょうか。

1.ウトウトしている

猫はよく眠る動物ですが、深い睡眠状態に陥るのはたったの2〜3時間。しかもまとめて眠るのではなく、トータルでこの時間なのです。

人間とは異なり、ウトウトした状態を繰り返し、時々深い眠りに入るという眠り方をしています。本来は単独で生活する動物なので、熟眠するのは危険だと本能的に思っています。

2.体力の温存

家猫は常に食事が用意されますが、野生の猫はそうはいきません。自力で獲物を捕らえ、狩りをしなければ食糧にありつけないのです。しかも、毎回同じように成功する保証もありません。

だから少しでも体力を温存し、無駄な消費を控えるために静かに過ごしています。日中のお昼寝も、猫にとっては重要な任務の1つなのです。

3.解毒作業をしている

猫

野生の猫はしばしばネズミを捕食します。しかしネズミには毒があり、体内で毒を除去しなければなりません。

猫の体はネズミの毒に対する耐性があり、解毒することができます。とはいえ、それなりに体力を使うので休息が必要なのです。体力の温存・浪費の予防に加え、解毒作業を要するために多くの時間を睡眠に当てています。

ちなみに家猫の場合は、本能的な行動に過ぎません。キャットフードを食べて解毒しようとしたり、体力がすり減ることはないので安心してください。

4.パトロール

猫にとって、眠ることの次に重要な任務はパトロールです。猫は縄張り意識が強いので、自分のテリトリーを1日2回程度巡回します。

家猫が室内をウロウロしたり、窓の外を眺める行動も見回り目的です。1度でも立ち入った場所は点検したくなるのが猫の性。危険な場所や、猫を入れたくない部屋は最初から立ち入らせないようにしましょう。

5.トイレ・毛繕い

猫はパトロールでの安全確認が済むと、毛繕いをして身なりを整えたり、途中でトイレに行ったりします。

猫は臭いの痕跡が残ることを嫌うので、食事や睡眠とは別の縄張りで排泄をします。比較的トイレを覚えやすい理由はここにあったのです。

また、毛繕いには様々な目的がありますが、その1つが体臭を消すこと。私達が手洗いをするような感覚で、何かをする前とした後に毛繕いをします。

猫が最も活動的になる時間帯は?

おもちゃを狙う猫

猫が起きて何らかの活動をしている8時間のうち、最も活発になるのはどこの時間帯なのでしょうか。

それは、朝方と夕方です。捕食対象となる獲物が寝静まる時間になると本格的に動き出し、狩りをします。狩りの成功率を上げるために見いだした賢い生き方といえるでしょう。ちなみに、猫は夜行性ではなく「薄明薄暮性」です。

家猫の場合は、やや夜行性に近い部分があるかもしれません。就寝前におもちゃで遊び、ほんの気持ち程度キャットフードを食べさせることで、「深夜の運動会」を予防することができます。

まとめ

観察する猫

どことなく、だら〜んとした印象を受ける猫の日常。実際に起きているのは8時間ほどですが、大半の時間を睡眠に費やすのには、驚きの理由がありましたね。

猫には野生の本能が強く残っています。その影響で、家猫も日中はよく眠り、ダラダラと過ごしています。しかし、過酷な状態や心境になることはないので安心してください。リラックスしていると解釈してあげましょう。

また、起きている8時間の中で効率よくパトロールをしたり、トイレに行ったり、狩りをしたりしています。暇なようで、実際には忙しく働いているのです。

とはいえ、睡眠も大切な仕事の一環なので、邪魔をせずにそっと見守ってあげたいですね。

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