猫に苦労をかける人の特徴は?
猫に苦労をかける人は、「猫の嫌がることを日常の中で行う人」になるでしょう。人と猫は一緒に暮らすことができますが、猫への配慮が足りなければ、猫の心身に大きな負担をかけてしまいます。
1.うるさい
猫は聴力がとても優れているので、音にはかなり敏感です。
突然大きな声で話しかけたり、テレビやスピーカーを大音量で流したりすると、猫にはとても居心地の悪い空間になってしまいます。
継続的に大きな音がする環境の中では、猫の睡眠も妨げられてしまうので、猫の健康面にも影響が及ぶ可能性もあるでしょう。
2.猫に構いすぎる
猫とのコミュニケーションはとても大事ですが、可愛さあまりにちょっかいを出しすぎてしまうと、猫の信頼を損ねてしまう恐れがあります。
猫が食事している時、寝ている時、トイレに入っている時など、猫の都合に関係なく構おうとすれば、当然猫も疲れ果ててしまいます。
3.ニオイに無呑着
猫は周囲のニオイを嗅ぎながら安全を確かめたり、自分のニオイをつけて縄張りを維持したりしています。そのため、日常の中で頻繁に強い刺激臭がしてくれば、それだけで大きなストレスを感じてしまうでしょう。
猫の毛はニオイをまといやすいので、不快に感じたら一生懸命被毛を舐めて、ニオイを除去しようとしているかもしれません。
4.生活空間が安定しない
猫は環境の変化が苦手な動物です。短期間で引っ越しを繰り返したり、猫の生活スタイルが大きく変わってしまうような部屋の模様替えをしたり等すると、猫に苦労をかけてしまいます。
とくに「猫トイレ」「食器の位置」「寝床」などは頻繁に大きく変えてしまうと、猫は落ち着いて暮らすことができません。
それらの場所が変わるたびに、猫もまた一から安全確認を行うので猫にとって大きなストレスになります。
猫と暮らす上で気をつけたいこと
猫と一緒に暮らす上では、上記のような「苦労」を猫にかけないようにしなくてはいけません。
- 騒々しい音を控える
- 猫の行動を邪魔しない
- タバコや香水などの強いニオイ
- 頻繁に部屋の模様替えをしない 等
室内で暮らす猫の場合、限られたスペースが縄張りになっています。猫の行動できる範囲は決まっているので、飼い主さんの感覚次第では猫に苦労をかけてしまうかもしれません。
日常の何気ないことでも「猫はどのように感じるか?」を意識してみると、猫の負担も軽減するはずです。
まとめ
猫は人の生活に合わせられますが、不快に感じたことがあっても言葉で伝えることができません。継続的にストレスが多い環境で暮らすと、問題行動を起こすようになったり、場合によってはストレスが原因で健康が維持できず、病気にかかりやすくなる可能性もあります。
猫に苦労をかけないためには、習性や嫌いなことを飼い主さんが十分に理解し、猫へ配慮する気持ちが大切です。ときどき「猫目線」で考えてみることを忘れずに、お互いにとって暮らしやすい環境を整えていきたいですね。