猫に話しかけるメリット
まずは、飼い主さんが猫に話しかけるメリットについて解説します。
1.猫が安心するため絆を深められる
猫はお世話をしてくれる飼い主さんのことを、母猫のように思っています。優しく話しかけることで、猫は飼い主さんのことをより安心できる存在と思ってくれるでしょう。
我が家では、母がよく猫たちに話しかけています。母は猫をなでたり抱っこしたりはしませんが、たくさん話しかけているせいか、猫たちは母のことを安心できる存在だと思っていて足もとでスリスリしています。猫たちは母の目を見て、時々目を細めながら母の話を聞いています。
2.猫が返事をしてくれる
猫の名前を呼ぶなどしてたくさん話しかけると、猫が返事をするようになることがあります。
猫同士では、鳴き声を使ってコミュニケーションをとることはほとんどありません。飼い主さんが話しかけて猫が鳴いて返事をするのは、猫が飼い主さんとコミュニケーションをとろうとしてくれているということです。
なお、猫の返事は鳴き声以外の場合もあります。飼い主さんに名前を呼ばれて「近くに来る」「飼い主さんの方を見る」「耳やしっぽを動かすだけ」など、そのときの状況によって色々な方法を使い分けているようです。
3.猫が飼い主さんの言葉を理解する
猫は飼い主さんが話す言葉の意味を、少しですが理解しています。飼い主さんが話しているときの行動や声のトーンなどから理解しているようです。
「だめ」などの言葉も理解できるようになると、やってはいけないことをやめさせられるメリットがあります。
猫に話しかけるタイミング
実際に猫に話しかける場合、以下のようなタイミングに話しかけると効果的と言われています。
- 食事の前
- ほめるとき
- 目が合ったとき
- 猫が甘えてきたとき
とにかく、こまめに話しかけることが大切です。
食事のときに名前を呼んで「ごはんだよ」と話しかけたり、猫が甘えてきたときに「かわいいね」などほめたりしてあげましょう。
猫が喜ぶ話し方
では、どのように猫に話しかけたら猫は喜んでくれるのでしょうか。
高めの声で穏やかに話しかける
猫は低い声、甲高い声、大きな声に警戒したり驚いたりしてしまいます。
高めで穏やかな話し方にすると、猫が聞き取りやすく安心できます。
笑顔で話しかける
猫を叱るとき以外で猫に話しかけるときは、笑顔がポイントです。
猫はじっと見つめられることが苦手です。飼い主さんが笑顔になると目が細くなるので、猫が怖いと感じません。
まとめ
猫に話しかけると、猫と飼い主さんの関係が良くなったり、猫が安心したりするメリットがあります。
こまめに話しかけることが大切です。食事の前や猫が甘えてきたときなどに、穏やかな話し方で話しかけてみましょう。