1.日向や暖房機などの暖かい場所
猫は暖かい場所が大好き。天気が良い日は、お日様の光がしっかり入ってくる窓辺などの日向ができる場所で寝転びます。
寒い冬ですと、ストーブなどの暖房機の前を陣取って寝転がる姿も見られることが多々あります。暖房機の電源が入っていないと、飼い主に電源を付けて欲しいと鳴いておねだりをする猫もいるほどです。
猫は、人間のような体温を一定に保とうとする体の機能はなく、気温を人間以上に感じやすくなっています。また、もともとは砂漠地帯のような暑い地域生まれの動物ということもあり、寒さを苦手としています。
そんな猫にとって、暖かい日向や暖房機の前は最高の寝場所。もちろん、ホットカーペットや床暖房も大好きです。
また、ストーブの近くで寝転んでいる場合、猫が火傷をしないように、ストーブに近すぎていないか注意するようにしてください。
2.ふかふかの柔らかい場所
ふかふかした柔らかい場所は、我々人間にとっても寝転んでしまいたくなる場所ですが、それは猫にとっても同じようです。
『就寝時間になりお布団やベッドに入ろうとすると猫が先に中に潜り込んでいた』というエピソードをよく耳にします。暖かい場所である点はもちろん、ふかふかしたお布団は猫の大好きな寝転びポイントです。
他にも、ふかふかと柔らかい素材のソファー、クッション、猫専用ベッドや毛布の上なども、好んで寝転がります。ときには、洗って干したばかりの、触り心地の良くなった洋服の上に乗っかって寝てしまうことも。
寝心地が良くふかふかの柔らかい場所は、猫に好まれやすいと考えられます。
3.飼い主の身体の近く
嬉しいことに、我々人間の飼い主の近くも、猫が思わず寝転んでしまう場所のひとつです。
いつもご飯をくれて、身の回りのお世話をしてくれる飼い主は、猫にとって親のような存在。そんな飼い主の近くは、猫にとって安心できる場所であるため、飼い主が寝ていたり座っていたりすると、猫もその近くで寝転がります。
飼い主が座っていれば、膝の上に乗ってきてその上で寝たり、ベッドで寝ていればその近くで寝転がったり。ときには、飼い主の身体の上で寝転がる場合もあります。
先ほどもご紹介したように、猫は寒がりな動物のため、飼い主の体温で暖かさを感じられる場所は猫にとって好都合なのです。飼い主への信頼感と体温の暖かさの相乗効果で、思わずぴったりとくっついて寝転んでしまうのです。
ただし、猫が近くにいることに気がつかず、飼い主が体を動かして猫にぶつかってしまうことがあるため、飼い主はその点だけは注意する必要があります
まとめ
今回は、猫が思わず寝転がってしまう場所とそうしてしまう理由、さらにその場所の魅力などをお伝えしました。
猫は、自分にとって居心地が良い場所を見つける才能を持っています。じっくりと猫の行動を観察していると、寝転がる場所もある程度固定化していることが多く、よく寝転んでいる場所が猫にとってのお気に入りの場所だということがわかります。
もし猫のお気に入りの場所がわかったら、猫が快適に過ごせるように常にその場所を整えてあげるようにしたいですね。