1.おもちゃと分かっていない?!
猫がそのおもちゃで遊ばない場合、おもちゃと分かっていない可能性があります。
独りで遊べるように用意したおもちゃは、おもちゃと認識できずにずっと使われないまま、ということがあります。猫のいる前で人間が使ったり、一緒に遊んでみたりして促してあげましょう。
その他、猫自身の匂いをおもちゃに付けたり、またたび入りのおもちゃを利用する方法もあります。
2.猫の好みのおもちゃではない!
おもちゃの形状や素材が猫の好みに合わないと、遊んでくれない場合があります。
「猫のおもちゃならば何でも良い」などと安直に考えてはいけません。「お肉よりお魚が好き」という食べ物の好みのように、おもちゃにも当然猫の「好み」が存在します。
ビニールで作られた音の出るもの、布で噛み付けるものなど異なるタイプのおもちゃをいくつか用意して好みを探ってあげましょう。
3.遊ばせ方が上手ではない!
猫の好みに合っているおもちゃであっても、人間の遊ばせ方が下手だと猫の気持ちが乗りません。
おもちゃで遊ぶという行為は、猫にとって狩りと同じです。自然界で、獲物はわざわざ捕食者の前に飛び出すでしょうか。間違いなく「逃げる」と考えますよね。
そのため、ジャラシ系のおもちゃで遊ばせる時は、獲物の気持ちになって逃げるように扱わなければなりません。また、最後に必ず猫が捕まえて終わる形にして、「達成感」を満たしてあげるのも忘れないようにしましょう。
4.遊ぶタイミングが合っていない
おもちゃで遊ぶタイミングも、猫にとって大切な要因です。
一番喜ばれるのは、猫が「遊ぼう」と誘っている時です。その場合には、猫から近寄ってきたと思ったら目の前で突然逃げたり、おもちゃを咥えながら近くに寄ってポトリと落としたりします。
その他、「狩りが成功すれば食べられる」という本能を出せる「食事の前」も興奮度の高まる時間帯です。
逆に嫌がられるタイミングは、寝ている時やグルーミングの最中です。その他、独りで窓をボーっと見ている場合も気乗りはしません。
まとめ
猫がおもちゃで『遊ばない』原因4つ!それぞれに合った対処法を解説についてお伝えいたしました。
購入したおもちゃより、包装されていた段ボールや紙に興味を持つという「猫あるある」もあります。
ただし、おもちゃの誤飲・誤食には気をつけてください。おもちゃの誤飲によって手術になってしまう事例は数多くあります。特にヒモ状のおもちゃやジャラシ系のおもちゃには要注意。飼い主さんの見ていない時は片付けておくよう心がけてください。
本当に愛猫が好きで安全なおもちゃを選んであげる、ということを一番に考えたいですね。