「孤独感」を感じやすい猫の特徴4つ!
昔から「猫は孤独に強い」といわれていますが、実際には個体差があります。つまり、孤独が苦手な寂しがり屋さんがいるのです。
今回は「孤独感」をより強く感じてしまう猫の特徴を4つ紹介いたします。
1.元々甘えん坊な性格
遺伝的要素ではお父さんが甘えん坊、かつ人に甘えられる環境で育った猫は、往々にして孤独になることが苦手になります。
2.猫種による特徴
同じ猫種でも個体差はありますが、平均的に寂しがり屋になりやすい猫種が存在します。
例えば次の3種の猫達です。
- シャム猫(人が好きお喋りが好き)
- エキゾチックショートヘア(人と一緒がいい)
- ラガマフィン(ひとりぼっちが苦手)
3.誰かと一緒にいることを好む
先ほど紹介した猫種はもちろん、その他の猫にも「人と一緒に過ごすことを好む」「常に誰かと一緒にいたい」という猫がいます。
このような特徴を持つ猫は、ひとりぼっちになること苦手です。
4.過去に寂しい体験をした
猫は逞しく生き延びるために、嫌だったこと・危険な目に遭ったことを強く記憶に残すといわれています。
過去に人に捨てられてしまった、寂しい思いばかりしてきたという猫は、他の猫以上に見捨てられ不安を抱えています。
不安が強いうちはそばにいて安心させてあげることが大切です。少しずつ慣れてきたら、適度な距離を取ってひとりで過ごす訓練をしましょう。
最低限の留守番ができるようになれば、分離不安症を防ぐことができます。
寂しがり屋な猫とどう向き合う?
分離不安症の話が出たところで、寂しがり屋な猫との上手な向き合い方(適切なケア)について紹介いたします。
メリハリを持つ
人に関して悲しい過去を持つ猫は、心のケアが最優先でした。そのような過去がない猫の場合は、ひとりで過ごす時間とか、思う存分甘えて良い時間2メリハリを持たせることからスタートしましょう。
必ず一緒に過ごせる時間があると理解できれば、お留守番にも耐えられるようになります。
よく話しかける
猫はニュアンスや人の雰囲気から、言葉の意味合いを感じ取ることができます。日頃から積極的に話しかけ、忙しくても気にかけていることを伝えてあげましょう。
子猫の場合は寝落ちするまで遊ぶ
子猫の場合は、寝落ちするとしばらく眠り続けます。
飼い主さんの邪魔をするほど甘えてきた場合は、いっその事エネルギーが切れるまで遊びに付き合うことも手段のひとつです。
多頭飼育を検討する
例えば、きょうだいの猫を一緒に引き取る・子猫のうちにもう1匹猫を迎えるなど、仲間がいる環境を検討しても良いかもしれません。
もちろん猫の性格や飼い主さんの経済状況が優先なので、諸々条件が合えばお留守番相手を探してあげましょう。
ひとり遊びを覚えさせる
ひとりで留守番をさせるなら、楽しく待てる方法を身につけさせてあげましょう。誤飲のリスクが低い蹴りぐるみや、転がすとキャットフードが出てくる知育玩具がおすすめです。
もう少しまったりすることを好む猫の場合は、直射日光を避けた場所にキャットタワーを置いてあげると良いでしょう。
外を眺めることが気晴らしになりますし、そのままお昼寝をすることも可能です。
まとめ
猫はクールな印象を与えがちな動物ですが、実際には様々な性格の猫がいます。遺伝的な要素と環境的な要素が合わさって決まる性格ですが、孤独が苦手・できればひとりぼっちになりたくないという猫もいます。
家猫の場合は過酷な環境ではないので、最低限の留守番ができれば全く問題ないでしょう。愛猫の個性として受け入れてあげてください。
正直、留守番が苦手という場合は、距離を置くタイミングと思う存分甘えさせるタイミングのメリハリが持てるようにサポートしてあげましょう。