愛猫への裏切り行為に要注意!
飼い主さんの愛猫を裏切る行為といえば、真っ先に思い浮かぶのが飼育放棄ではないでしょうか。もちろん、「どのようなことがあっても愛猫を手放すなんてことはしない!」と固く決意している飼い主さんが多いことと思います。
しかし飼育放棄のような明らかな裏切り行為の他にも、猫を悲しませる飼い主さんの行為はあるのです。愛猫との信頼関係を壊さないために、今すぐやめるべき裏切り行為を4つご紹介します。
忙しい毎日の中でつい悪気なくやってしまっていることが、飼い主さんの想像以上に猫を傷つけている場合もあります。ぜひ4つの裏切り行為をご確認のうえ、普段の接し方を見直していただければ幸いです。
猫が「裏切られた!」と感じる飼い主さんの行為
1.お世話を疎かにする
猫が安心して快適に生活できるようにお世話をするのは、飼い主さんの務めです。忙しい時や疲れている時はお世話が疎かになってしまうこともあるかと思いますが、そのような飼い主さん側の事情は愛猫には関係ありません。
トイレ掃除が行き届いていなかったり、ブラッシングをしなかったり、綺麗で新鮮な水を用意してあげなかったりすると、猫はストレスを感じて「飼い主さんに大切にされていない!」と裏切られた気分になってしまうでしょう。
2.構ってほしい時に無視する
ひとりの時間を愛する猫にも、飼い主さんに甘えたい時はあるものです。構ってほしくてそばに寄ってきた時やじーっと見つめて甘えたいことをアピールしている時、飼い主さんが無視してしまうと猫は傷つきます。
TVやスマホに夢中で、愛猫からのアピールに気づかないということがないよう注意したいところですね。また在宅ワークや家事の途中でどうしても愛猫に構ってあげられない場合でも、完全に無視するのはNGです。「今はダメだから、後で遊ぼう!待っててね」などと声をかけるだけでも、猫にとってフォローになります。
3.バカにする
猫は人間が思っている以上に、言葉の意味や場の空気を理解しています。どうせ猫にはわからないだろうと愛猫をバカにする発言をしたり、ドジな失敗を見て笑ったりすると、猫はバカにされていることを察して嫌な気持ちになります。
たとえ冗談であっても、愛猫をバカにしてプライドを傷つけるような言動はしないように心がけましょう。猫へのリスペクトを忘れないことが、猫を裏切らないためには大切なのです。
4.他の猫をひいきする
多頭飼育をしている場合に気をつけたいのが、特定の猫をひいきしてしまうことです。甘えん坊な猫ばかり可愛がって、ツンツンした性格の猫には飼い主さんもそっけない態度を取ったり、新入りの子猫のお世話に夢中で、先住猫に寂しい思いをさせたりすることがないよう十分に注意しましょう。
複数の猫と暮らしていると特に気の合う子もいれば、扱いが難しい子もいるかと思います。それでもその子の性格に合わせた接し方を心がけて、どの猫にも平等にたくさんの愛を注いでくださいね。
飼い主さんの裏切り行為が猫に与える影響
飼い主さんの裏切り行為で悲しい思いをしたり、快適な生活が乱されたりすると、猫はストレスを感じます。ストレスが溜まると、消化器官の働きが悪くなって胃腸炎を引き起こしたり、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなったりと、猫の病気のリスクが高まってしまうため危険です。
愛猫の健康を守るためにも、日々を幸せに過ごしてもらうためにも、猫を悲しませるような行為に心当たりがある方は今すぐにやめましょう。
まとめ
猫は繊細な一面があり、飼い主さんにとっては裏切りのつもりはない些細な行為でも、「裏切られた!」と感じて傷ついてしまう場合があります。飼い主さんは愛猫を悲しませる言動をしないよう、十分に気をつけて過ごしましょう。
もしも愛猫に裏切り行為と捉えられかねない言動をしてしまった時には、しっかり謝罪することで誠意を示し、信頼を取り戻してくださいね。飼い主さんが愛猫から寄せられる信頼と期待を裏切らないことで、猫にとって素敵なパートナーになれるはずですよ。