1.ストーブ
![ストーブの前で寝ている猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/0/b042da937e8374b5dbca644f68370ce7.jpg)
寒くなると多いのが暖房器具による火傷です。特に石油ストーブは火傷のリスクが高く、触れると重い火傷を負ってしまうことがあります。ストーブに近づきすぎて、ヒゲや被毛が焦げてしまうなんてことも。
石油ストーブアは上にやかんを置くことができるので便利なのですが、非常に危険でもあります。身軽な猫は、ストーブの天板に乗ることなど簡単です。しかし、熱くなった天板に飛び乗ると、肉球を火傷してしまいます。
石油ストーブを使用する場合はストーブガードを使用するのがおすすめです。ただし、周囲をストーブガードで囲うことができても、上部は空いているので十分気をつけて下さいね。
2.コンロ
![コンロの火を見ている猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/7/3da00b942abcdad5ad77068b4cb971a1.jpg)
調理中に気をつけたいのが、猫がガスコンロに近づくこと。火がついている調理中はもちろん、調理直後もコンロが高温になっています。猫がうっかりコンロを踏むことで火傷をしてしまいます。鍋やフライパンを下ろした後も注意して下さいね。
また、点火がプッシュ式の場合、猫がコンロに飛び乗る際に点火スイッチを押してしまうことがあります。その場に飼い主がいなければ、火傷だけでなく火事になる恐れもあるのです。使用していない時は、ガスの元栓を閉めたり、チャイルドロックをかけておくようにしましょう。
火をつかわないIHコンロであっても、使用直後は高温になっているので注意が必要です。鍋やフライパンを下ろした後に猫が乗って歩かないよう気をつけないといけません。
コンロ以外にもキッチンは危険がいっぱいです。熱湯の入ったポットを倒してしまったり、調理したばかりの鍋やフライパンをひっくり返してしまうなんて危険性もあります。キッチンには猫を入れないよう工夫した方が安心です。
3.アイロン
![アイロン台の上の猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/0/508d39862bd71b046e847bef23c348e7.jpg)
アイロンを使用した後、冷めるのを待ってそのままにしておくと、猫が触れた時に火傷をしてしまいます。アイロンを冷ましている間、猫はその部屋に入れないようにしましょう。
アイロンがけの作業中も、猫を近づけさせないように気をつけて下さいね。アイロンをかける手の動きに興味を持って、じゃれついてくるかもしれません。
低温火傷にも要注意
![カーペットの上の猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/3/9e79fe5a9d5d8da0298554b7cbbace3a.jpg)
ホットカーペットなどは高温にならないので安心かというと、そうでもありません。低温火傷の恐れがあるからです。40~50℃の体温よりやや高めの温度に長時間触れていると、そこが低温火傷を起こしてしまいます。
猫は体が被毛に覆われているため、低温火傷に気づかず発見が遅れてしまうこともあるので注意が必要です。猫用ベッドにカイロや湯たんぽを入れてあげることもあると思いますが、それらも低温火傷を引き起こす原因となるため、タオルでくるむなど気をつけて使用しましょう。
まとめ
![前足に包帯を巻いた猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/79c925267691bd7fea601c6771a1cf64.jpg)
猫の火傷の原因となるものは、家の中にたくさん潜んでいます。いつも大丈夫だからと油断していると、猫は時に思わぬ行動をするものです。危険なものには猫を近づけないよう気をつけましょう。
万が一火傷をしてしまった場合は、濡れタオルなどで患部を冷やし、できるだけ早めに動物病院を受診して下さい。