留守番後にしてほしい6つのアフターケア!!
猫は留守番に強いといわれていますが、実際に家を空けている間にはどんなアクシデントがあるかわかりません。だからこそ、アフターチェックとアフターケアが欠かせないのです。
今回は、留守番後にしてほしいアフターケアを6つ紹介いたします。
1.安全確認
まずは安全確認です。「お部屋が荒れていないか」「粗相をしていないか」「吐いた形跡がないか」などを重点的に見ていきましょう。
室内の乱れは、何らかの事情で暴れてしまった可能性がうかがえます。愛猫に怯えた様子はありませんか? 怪我をしている様子はないですか?
縄張り意識が強い猫は、滅多に粗相をしない動物です。トイレに不満はなさそうですか? 密かにストレスを溜め込んでいませんか? 排尿や排便は普段通りですか?
嘔吐に関しては、毛玉があれば毛玉吐きです。白い泡のような物体は胃液なので、若干空腹であることがうかがえます。
とても些細なことですが、安全確認を怠ると小さな異変を見逃してしまいます。怪我や病気の早期発見に役立つものなので、毎日行ってください。
2.食事の準備、食後のチェック
ご飯がまだの場合は、食事の準備をしてあげましょう。自動給餌器や置き餌によって食事が済んでいる場合は、食欲の有無をチェックします。
猫は痛みや不調を抱えていると、じっと耐える習性があります。明らかに食欲不振がある場合は、この後紹介する項目も含めて観察し、状況が良くなければ診察を受けてください。
他の項目がクリアの場合は、注意深く様子を見てあげましょう。
3.トイレ掃除
トイレ掃除は重要任務です。猫はにおいを気にする動物なので、速やかに排泄物を除去しなければ粗相や我慢の原因になってしまいます。このことが後々ストレスになったり、膀胱炎や尿路結石につながる恐れがあります。
排泄物もよく観察してください。便に誤飲したと思しきものが含まれていないか、血が混ざっていないか、下痢をしていないか、においに異変がないかなどを見ていきます。
尿にガラスのような結晶が見られる場合は、膀胱炎や尿路結石などの初期症状になります。無症状でも診察を受けてください。軽く済めばその分、愛猫の負担が軽減し、優しい治療で回復することができます。
食欲の有無や元気の有無などと合わせて、少しでも気になることがあれば動物病院に相談してください。
4.スキンシップ
昔から猫は孤独に強いといわれています。しかし実際は、多かれ少なかれ寂しさを感じるものです。個体差もあり、「留守番が苦手」という猫もいます。
そのため、愛猫が甘えてきたらその気持ちを受け止めてあげることが大切なのです。気が済むまで甘えさせ、スキンシップを取りましょう。
遊び好きの猫の場合は、お気に入りのおもちゃで楽しく遊びましょう。ここで体力を使わせることで、いわゆる「真夜中の運動会」を防ぐことができます。
5.ボディチェック
スキンシップを取りながら、同時にボディチェックをしていきましょう。触れると極端に痛がるところがないか、スキンシップ自体を拒むことがないかなどを確認していきます。
猫は言葉で不調を訴えることができないので、小さなSOSに気づくことが重要です。「猫はベタベタした関係を好まないから」とスキンシップを取らずにいると、怪我による痛みや不自然な腫れなどを見落としてしまいます。
6.褒める
お留守番が順調であれば積極的に褒めてあげましょう。飼い主さんが嬉しそうにしている様子や、実際にかけられた言葉のニュアンスから意味を理解することができます。
猫はツンデレですが、内心褒められると嬉しいものなのです。言葉や表情によるコミュニケーションを大事にすることで、お互いの意思疎通が測れるようになります。
あまりアクションがないと、微細な表情から見えてくる異変に気づきにくくなってしまいます。
まとめ
今回は、お留守番後にするべきケアについてご紹介しました。
猫は感情や異変を表に出しにくい動物だといわれているものの、こうして見てみると意外とおしゃべりな動物なのかもしれません。
毎日飼い主さんに発信しているメッセージを、五感を使ってキャッチしてあげてください。そのような小さな事の積み重ねが、愛猫の健康寿命を伸ばす鍵になるでしょう。