猫が外出前に甘える心理5つ!
飼い主さんが出かけようとすると、急に愛猫が甘えっ子になることがありませんか? この行動には次のような気持ちが込められています。
1.「ママどこ行くの?」
猫にとって飼い主さんは、母猫のような存在です。だから「ママどこ行くの?一緒に行っちゃダメ?」と訴えています。
日頃から、「お仕事」や「お出かけ」という言葉をかけてから出かけるようにしてみてください。帰宅という行動と合わせてその意味合いを理解できるようになります。
「ママは必ず帰ってくる」という安心感にも繋がります。ちなみに主語がママなのは、猫の子育ては母猫が担うからです。飼い主さんの性別に関係なく、猫目線では「母」になります。
2.構ってほしい
猫はとても賢い動物です。何となく忙しそうな雰囲気から出かけてしまうこと、自分以外の何かに注意が向くことを察することができます。
実は、こういうタイミングこそツンデレの「デレ」が発動しやすいのです。
外出前に遊ぶ時間があれば少しだけ付き合ってあげてください。難しい場合は、毎日決まった時間帯に構う癖をつけることで安心させてあげると良いでしょう。
3.お腹がすいている
飼い主さんが外出する前にご飯を貰わなければ、と必死になる場合もあります。
このようなケースでは、起床後に食事の時間を設けたり、就寝前に軽い食事を与えることで対処することができます。
ドライフードであれば置き餌をすることも可能なので、食に関する不安を解消してあげると落ち着きます。
4.トイレ掃除の要求
猫が求めているのは食事だけではありません。トイレ掃除も飼い主さんに求められる大切な任務の1つです。
猫は本能的ににおいを気にしています。トイレが汚れたままでは次の排泄をためらい、膀胱炎や粗相の原因になってしまうのです。
朝は忙しいものですが、トイレの確認は習慣づけるように心がけてください。砂を深めにしたり、トイレの数を増やしておくこともおすすめです。
そうすることで万が一忘れてしまっても、排泄しやすい環境を作ることができます。
5.引き止めたい
猫にも「引き止めたい」という気持ちがあります。玄関前で「ニャーン」と鳴かれてしまうと、こちらも後ろ髪を引かれる思いがしますよね。これは人間目線の感情だけではなかったのです。
「行ってくるね」と優しく声をかけてあげましょう。そして、帰宅後は愛猫の気が済むまでスキンシップを取ってください。
1日の中で心が満たされる時間が存在することで、寂しいながらもお留守番を頑張れるようになります。
分離不安には要注意!事前の対策が重要
先程の項目の中で、何度か「不安」というワードが登場しましたね。軽い不安はどんな猫にもありますが、それが強くなると「分離不安」になってしまいます。
猫が分離不安症を発症すると、留守にする度に家を荒らしたり体調を崩すようになってしまいます。
そのような状態を回避するためには、次のような対策を事前にしておくことが大切です。
- 「構う時間」「構わない時間」のメリハリをつける
- ひとりに慣れさせる
- 外出するふりをして帰宅する行為を繰り返す
愛猫を迎えた日からコツコツ積み重ねておくことで、不安から安心へと気持ちを切り替えることが得意になります。
まとめ
外出前に愛猫に引き止められているような気がするのは、気のせいではありませんでした。本当に「行かないで」という気持ちが込められていたり、他の欲求から甘えるようですね。
分離不安症には注意が必要ですが、意識し過ぎるあまり「構わない」という行動が行き過ぎると逆効果になってしまうことがあるので気をつけましょう。
適切に相手をする、安心してもらうことを心がけることで留守番上手な猫に育つでしょう。
最後に、稀ではありますが、体調不良のサインという場合があります。いつもとは明らかに異なる行動が目立つ場合は、注意深く見てあげてください。