1.必要以上に構う
猫は基本的に自分の感情に従って行動します。積極的に飼い主さんに甘えるのも「飼い主さんに甘えたい時」だけでしょう。
そのため猫が「構って欲しい」と思っていない時に構われたり、もう満足しているのにも関わらず構われ続けるのはとても嫌だと感じてしまっている可能性も。
飼い主さんに撫でられている時にしっぽをバンバンと叩きつけるように振り出したら結構イライラしている証拠です。いつ猫パンチが飛んできてもおかしくありませんので、そうなる前に解放してあげることを心がけましょう。
2.寝ているところを起こされる
寝ている猫が可愛いとつい撫でたくなってしまいますが、結果的に触られたことで起こされてしまうと途端に不機嫌になってしまう猫も存在します。
人間も気持ち良く寝ているところをいきなり起こされたら不機嫌になってしまうものです。それが緊急の用事であるならまだしも、自分にとって大したことのない理由だったらなおさらでしょう。
中には、寝ている愛猫をここぞとばかりに「猫吸い」してしまう飼い主さんもいらっしゃるでしょう。ですが猫にとっては「寝込みを襲われた」と勘違いしてしまうこともあります。
もしも愛猫が寝ているところを起こされて不機嫌になってしまったのであれば、機嫌が直るまでそっとしておくのが最善の対処法だと言えるでしょう。
3.詐欺を働く
猫にとって嫌なことの1つに「病院へ連れて行かれる」というものがあります。キャリーバッグを準備する飼い主さんの姿を見ただけで、病院行きを察して隠れてしまう猫もいますよね。
本当に病気やケガで通院が必要であろうと、ワクチンを打ちに行くのであろうと、もちろん健康診断に行くだけだとしても、病院に行きたくない猫からしてみれば、病院へ連れて行きたい人間の都合など一切関係ありません。
しかもそんな時に飼い主さんが使う手段の1つとして、「おやつやおもちゃを使って愛猫を呼び寄せる」というものがありますよね。せっかく「遊んでもらえる」「おやつがもらえる」と思っていたのに、近づいてみたら問答無用でキャリーバッグに入れられて病院へ…など、猫にとっては「詐欺に遭ったも同然」に感じてしまうかもしれません。
病院への通院は必要なことですが、その際おやつやおもちゃで猫を呼んだのならば、後々きちんと「埋め合わせ」として遊んであげたり、見せたおやつは食べさせてあげたりすべきかもしれません。もしそうでなければ、愛猫からの信頼を失ってしまうことにもなりかねません。
まとめ
飼い主さんからすると「必要な行動」だったとしても、猫にとっては「ありがた迷惑」に感じてしまうこともあるでしょう。そして、特に用もないのに構われたりすることも、猫からしてみれば「いい迷惑」だと感じてしまうこともあるかもしれません。
愛猫との信頼関係の深さにもよりますが、まだ迎えられて日の浅い猫であれば、今回ご紹介したようなことをされたら(なんかイヤなことばかりする人だな…)と思ってしまう可能性もあるでしょう。
同じ猫飼いとして「可愛くてつい構いたくなる」気持ちは分かりますが、ここは一度「される側」の立場に立って考えてみてあげてください。
もし(これは確かに自分がされてもイヤだな)と思い当たることがあるのなら、愛猫のためにも、今一度愛猫に対する自分の行動を見直してみる必要があるかもしれませんね。