1.水分が多すぎるもの
人間も同じですが、水分を摂りすぎるとバランスを崩し消化不良を起こすことがあります。
水分を摂取しにくい猫ですが、飲ませ過ぎもよくありません。尿路関係の病気にかかっていたり、暑いなど理由があり飲水量を増やす場合は問題ありません。
しかし、何も困った状況でなければいつも以上にご飯やおやつに水分をプラスし過ぎないほうが良いでしょう。
2.含まれる食物繊維の種類や量
食物繊維は猫の身体に良い影響もありますが、種類や量には注意が必要です。
食物繊維には「水溶性食物繊維」と不溶性食物繊維」があります。便秘の解消、糖質の吸収を抑える、コレステロールを下げるなどの効果があります。
しかし、猫に必要のない食物繊維、もしくは量を間違えると消化不良を起こしてしまいます。
3.脂肪分の多い食べ物
脂っこい食べ物は、消化不良を起こしやすいです。
ほとんどの総合栄養食は粗脂肪が20%前後です。しかし、消化機能が元々弱い、免疫力が下がっている、高齢であるなどの条件があると脂っこい食べ物は猫にとって負担になってしまいます。
4.劣化した食べ物
「劣化した食べ物」とは、酸化した食べ物のことを言います。
栄養価が高く高品質で、金額も高価な食べ物を用意したとしても、酸化してしまえば消化不良につながります。
保存のきくドライフードも、開けた瞬間から劣化が始まります。なるべく小袋で購入し、遅くてもひと月内には使い切りましょう。
食べた場合はどうなるの?
下痢、嘔吐、食欲不振、元気がなくなるなどの症状が見られます。身体に必要のないものは、下痢や嘔吐を引き起こし外へ排出しようとします。
ただし、嘔吐が何度も続くと更に体調不良を引き起こします。できるだけ早く受診し適切な治療を受けましょう。
まとめ
猫の『消化不良』に繋がる食べ物4つ 摂取後に表れやすい症状とはについてお伝えいたしました。
以前、健康に良いと評判のドライフードを愛猫に食べてもらっていました。しかし毛艶が悪くなたため検査したところ、高脂血症と診断されてしまいました。それ以来、療法食の粗脂肪6%のドライフードを続け、体調は大変によくなりました。
消化機能は猫それぞれ違います。消化不良を起こさないためにも、愛猫の体調に見合う食べ物を探して食べてもらうことが大切です!