猫も褒められると嬉しい!
猫を褒める時はシンプルで分かりやすい表現をすることが大切です。褒めるパターンを固定し、繰り返し実践することで「どうしたら飼い主さんが褒めてくれるのか」を猫が理解してくれるようになります。
逆に、間違った褒め方をすると猫に伝わらないことも多く、不快な気持ちにさせてしまうかもしれません。突然大きな声で褒めたり、体を持ち上げたりしたことで猫がびっくりしてしまい、警戒心を強めてしまう可能性もあるからです。
そもそも猫は、個体ごとに性格や好みが異なります。愛猫を褒める際のスキンシップは、それぞれの猫に合わせた距離感を大切にしながら、最も喜びそうな褒め方を選ぶようにしましょう。
猫に伝わりやすい上手な褒め方
では、猫が喜ぶ上手な褒め方には、具体的にはどのような方法があるのでしょうか。
1.優しい口調で褒める
猫は警戒心が強いため、優しく穏やかな人を好む傾向にあります。そのため、猫を褒める場合も「優しく静かに」を意識した方が猫にとっては心地良く感じ、飼い主さんの褒めたい気持ちが伝わるでしょう。
逆に、猫の褒め方として良くないのは、犬を褒める時のように大きな声やリアクションで褒めること。かえって猫をびっくりさせ、ストレスを与えてしまう場合もあるので注意が必要です。
2.短い言葉で褒める
猫は繰り返される短い単語を学習するため、「えらい」「すごい」というような、なるべく短い単語で猫を褒めてあげましょう。
どんなに色々な言葉を使って長々と猫を褒めても、猫はその長文の言葉の意味を理解することはできません。シンプル、且ついつも同じ言葉で褒める方が、猫に伝わりやすいでしょう。
3.過剰なスキンシップをとらない
飼い主さんが愛猫を褒めたくなる時、喜びのあまり猫へのボディタッチをしたくなるものです。
しかし、急に体を持ち上げられたり、体を拘束されたりすると逃げてしまいたくなる猫は少なくありませんので注意が必要です。
猫に触れる際は、突然の一方的なボディタッチではなく、顔まわりや後頭部など、猫が気持ちいいと感じる箇所を優しく撫でてあげるほうが効果的です。
4.愛猫が好きなご褒美を与える
褒めたい飼い主さんの気持ちをスムーズに伝えるには、愛猫が喜ぶご褒美を用意することが一番の近道かもしれません。飼い主さんが喜んでくれる表情や様子は猫にも伝わりますが、自分が褒められているかどうかまでは分かりにくいからです。
やはりインパクトが強いのは、「大好きなおやつ」をもらえたり「お気に入りのおもちゃ」で遊んでくれたりすること。褒められた後に起こる「嬉しい出来事」によって猫が記憶し、ご褒美の意味を理解しやすくなるでしょう。
まとめ
猫は普段から飼い主さんの言葉や行動にはいつも耳を傾けています。猫が良い行いをしたら優しさを意識しながら短い言葉で繰り返し伝えることで、猫も褒められていることが分かるようになります。
愛猫が「お留守番できた」「ごはんを完食した」「爪切りをさせてくれた」など、猫が何かを達成した後に素早く褒めてあげるとより効果的です。
愛猫が喜ぶポイントを意識しながら褒めてあげることで、飼い主さんの気持ちが伝わり絆を深めることができるでしょう。