1.大きな声で猫を呼ぶ
猫に近づきながら大きな声を出していませんか。猫は大きな音が苦手なので、大声で呼ぶと嫌がられてしまいます。特に男性の低い声は、猫の威嚇や唸り声に聞こえるので怖いのだそうです。
それと同時に、急に近づいたり、手を振り上げるなど、激しい動きや大きな動作も逃げられてしまう原因になります。
2.猫の目を見つめる
猫に近づく際に、ついつい熱い視線を送ってしまう。猫が好きで猫を見つめてしまうのは、当然かも知れませんね。でも、実は、それは猫に逃げられるNG行為なのです。
なぜなら、目をじっと見つめるのは、猫の世界では敵意があるという意味になってしまうからです。
でも、目が合ってしまう…そんな時はゆっくりと瞬きをしてみて下さい。瞬きをしたり目を細めるのは逆の意味で、挨拶や愛情表現になります。
3.香水などの香りをつけている
猫が嫌がるような動きは何もしていないのに、猫が寄って来てくれない…そんな人は、もしかしたら何かにおいがするのかもしれません。
香水や衣類の柔軟剤の香りは、人間には良い香りであっても、嗅覚の優れた猫にはきついものなのです。特に猫は柑橘系の香りを嫌います。
また、煙草や香辛料、コーヒーなどのにおいも猫は苦手です。猫はかすかなそれらのにおいも感じているのかもしれません。
猫に近寄って来てもらうには?
猫に逃げられてしまうのは、知らず知らずのうちにNG行為をしていたからかもしれません。
では、猫に近寄って来てもらうにはどうしたらいいでしょうか。
猫は、慣れていない人、特に初めて会う人間は警戒します。警戒しているところへ、むやみに近づいても怖がらせてしまうだけです。
まずは、少し離れた場所から様子を見てみましょう。この時、身を低くして、できるだけ猫と目線の高さを合わせるようにします。ただし、じっと目を見つめるのはやめて下さいね。
声をかける際は、高めのトーンで、ゆっくり優しく話しかけましょう。猫が近づいて来たら、下から手を差し出してにおいを嗅がせます。そうすれば、安心して撫でさせてくれるかもしれませんよ。
まとめ
猫が好きな人は、猫を見つけるとすぐに猫に近づきたくなるかもしれませんね。しかし、こちらからぐいぐい行くのは逆効果になってしまうので、猫のペースに合わせてあげましょう。
野良猫やよそで飼われている猫だけでなく、自宅にお迎えした猫に逃げられてしまうという場合も、猫を怖がらせてしまっているのかもしれません。
お迎えしたばかりの頃はまだ警戒心が抜けていないので、少しずつ慣れてもらいましょう。焦らずに猫との距離を縮めていけるといいと思います。