猫の『隠れやすい場所』3選!それぞれの理由と隠れ上手な子の見つけ方

猫の『隠れやすい場所』3選!それぞれの理由と隠れ上手な子の見つけ方

猫は室内に、本能的に隠れる場所をいくつか持っています。もしも行方が分からなくなった場合は、どこを探せば良いのでしょうか? 今回はよく隠れる場所と、効率良く探し出す方法を紹介いたします。

愛猫が室内で行方不明になったら…

カーテンの向こうにいる猫

お家の中で愛猫の行方が分からなくなることがありますよね。そういう時は慌てずに、戸締りができているかを確認しましょう。窓や玄関ドア、お風呂場などをくまなくチェックします。

全て問題がなければ、愛猫は必ず室内にいます。もしも、入室禁止にしている部屋があればそこも確認してみましょう。扉が閉まっていれば、普段の行動範囲の中で隠れているはずです。

猫がよく隠れる場所とは

隠れる猫

家猫にも野生の本能が備わっています。ここからは、本能的に隠れやすい場所を3つ紹介いたします。

脱走した形跡がなければ、ここを重点的に探しましょう。

1.狭い場所

猫は何かの隙間など、狭い場所を好みますが、これはかつて穴蔵で生活していた名残りです。

突然の物音に驚いた時は、咄嗟に隠れやすい場所へ逃げ込みます。

  • ソファーやベッドの下
  • テレビの裏
  • 空いている棚の中
  • クローゼットの中    など

具体的には上記のような狭い場所を猫は「隠れやすい場所」として認識し、物音などで逃げ込む際に利用しているようです。

2.暗い場所

衣装ケースに入る猫

穴蔵で生活していた名残りといえば、狭いだけでなく、猫は暗い場所にも安心できます。

愛猫の居場所が見つからない時は、次に挙げる場所も要チェックです。

  • 飼い主さんの布団の中
  • 洗濯機の中
  • 炊飯器の中
  • 箱の中
  • カーテンの裏    など

洗濯機の庫内を乾燥させるために開けっ放しにすることがあるかもしれませんが、万が一猫が入り込むと閉じ込めに遭う恐れがあり非常に危険です。

特にドラム式は隠れ家にはピッタリの場所です。扉を開けたままにする場合は、タオルを挟むなどして閉まらない工夫をしてください。

3.高い場所

動物病院に行きたくない、知らない人が来て怖いなどのシチュエーションでは、高い場所に隠れながらこちらの様子をうかがうことがあります。これも本能的な行動で、敵から身を守りつつ観察する目的があります。

そのような場合は、次のような場所をチェックしてみましょう。

  • 棚の上
  • カーテンレールの上
  • エアコンの上
  • 押し入れの上の部分    など

猫は夢中になって高い場所に行く一方で、降りるのは苦手です。実は降りれなくなって「ヘルプ待ち」の状態になることも珍しくありません。

飼い主さんにとって救出しにくい場所は、予め塞いで猫が入れないようにしておくことをおすすめします。

隠れ上手な子の見つけ方

ちゅーるに夢中な猫

猫が隠れてしまう主な理由は、「物音に驚いた」「来客があった」などが挙げられますが、他にも「構ってほしい」という気持ちからかくれんぼを楽しむ猫もいます。そしてそういう猫は隠れ上手なので、探すのが大変です。

そこで、隠れた猫を効率良く探し出す方法をいくつか紹介いたします。

好きなおもちゃで誘う

遊び好きの猫は、おもちゃの音に反応して出て来てくれるかもしれません。あまり大きな声は出さず、おもちゃの音で誘ってみましょう。

おやつやご飯で誘い出す

「ちゅーる」や「ご飯」と言いながら、実際に音を立ててみてください。食いしん坊さんであれば効果てきめんでしょう。

愛猫の行動パターンから探る

いかなる手段を持ってしても出てこない場合があります。特に支障がなければ、出てくるまで待つこともひとつの手です。

とはいえ、隠れている場所は把握しておいたほうが良いでしょう。愛猫の行動パターンから、隠れそうな場所を探ってみてください。

狭い場所が好きな子は狭い場所を、高い場所に隠れやすい子は上のほうをメインに探します。

まとめ

かくれんぼをする猫

愛猫の行方が分からなくなった時は、まず脱走していないかを確認します。その心配がなければ、狭い場所・暗い場所・高い場所を探してみましょう。これらは本能的に隠れたくなるようなスポットです。

効率良く探すには、おやつやおもちゃを活用しましょう。脱走した形跡がなければ必ず室内にいるので、冷静になってください。愛猫の普段の行動範囲やパターンを思い出すと見つけやすくなります。

猫が隠れてしまう理由は様々ですが、一番心配なのは怪我や体調不良を抱えていることです。いつまで経っても隠れ続け、食事やトイレにも行かないようであれば注意が必要です。特別な原因もなく終日そのような状態が続いていたら、迷わず動物病院で相談してみましょう(子猫や高齢猫はその日のうちに診てもらってください)。

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