「一緒に寝たい」とやってくる猫の気持ちとは
飼い主さんと一緒に寝ることが好きで、就寝時間になると必ずやってくる猫がいますよね。
この行動は、素直に「甘えたい」や「飼い主さん大好き」と受け止めて良いものなのでしょうか?
今回は、「一緒に寝たい」とやってくる猫の気持ちを6つ紹介いたします。
1.信頼している
猫は本来、単独で生活する動物です。だから、睡眠という無防備な状態をさらしてしまうことはありません。
しかしその無防備な状況をあえて見せてしまってでも一緒に眠りたいと思うのは、飼い主さんを心から信頼している証です。
「この人と一緒だと安心する」「落ち着く」という気持ちから、このような行動に出ます。もちろん、そこには「好き」という気持ちも含まれます。
2.母猫に甘えるような気持ちになれる
幼い頃の私達が大人に添い寝をしてもらった経験を持つように、猫も母猫に添い寝をしてもらっていました。
家猫の場合は子猫気分が残りやすい傾向にあります。よって、自分よりも体が大きい相手と一緒に眠ることで、母猫に甘えるような気持ちを味わうことができます。
「猫のお母さん」になった気分で、添い寝を楽しんでください。
3.甘えたい
起きている間はバタバタと忙しい飼い主さんも、布団に入ればリラックスモードになります。動き回ることもないので、甘えたい猫にとっては絶好の機会なのです。
愛猫がスリスリしてきたら甘えのサインです。気が済むまで、そして眠りにつくまで撫でてあげましょう。
4.飼い主さんを誰にも渡したくない
猫は、愛着のある対象を誰にも奪われたくありません。その独占欲から一緒に眠り、「誰にも渡さない」「どこにも行かせない」と監視することがあります。
5.寝具の素材が好き
少々残念なお話ですが、飼い主さんよりも「寝具」に愛着があるケースもあります。
ふわふわしたお布団や、猫の被毛を彷彿とさせる毛布など、人間の寝具には猫の心を魅了する要素が詰まっています。
6.暖を取りたい
一緒に寝てくれるのが寒い季節限定の場合は、暖を取る目的である可能性が高いです。
最初に単独生活の話が出ましたが、実は親しい猫同士では身を寄せ合って温まることがあるのです。これを通称「猫団子」といいます。
目的のため…と考えると少し寂しい気はしますが、信頼関係が築けていることには変わりません。こちらも猫の温もりを感じながら癒されましょう。
一緒に眠りたくなる人の特徴
先ほど「信頼関係」というワードが出てきましたが、その他に「この人なら安心して一緒に眠れる」という要素があるのでしょうか? いくつか特徴を挙げてみます。
就寝時間が規則正しい人
猫は体内時計に従い、規則正しい生活を送る動物です。
飼い主さんの生活リズムが安定していると、自分のルーティーンに組み込みやすくなるので、一緒に寝ることも日課に加えやすくなります。
寝相が良い人
飼い主さんの寝相が悪いと何度も移動しなければなりません。やはり寝相が良いほうがゆっくり休むことができます。
まとめ
猫が、飼い主さんと一緒に寝たいとやってくる気持ちについて紹介いたしました。
中には「目的を果たすため」というものもありましたが、全てに共通することは「信頼」です。飼い主さんとの信頼関係がしっかり築けている証なので、喜んで良いでしょう。
逆に「一緒に寝てほしい」と思ったら、なるべく就寝時間を定めるようにしてください。生活リズムが読めることで、さりげなく一緒に寝てくれる日が来るかもしれません。