猫が空腹時に見せる仕草とは
猫は言葉で空腹を訴えることができません。その代わり、次のような仕草を通して「お腹空いたよ〜」と教えてくれます。
ご飯をあげるタイミングの目安になるので参考にしてみてください。
1.鳴く
「ニャーン」という長い鳴き声は要求の合図です。食事を催促する際も、やはりこの鳴き方が定番になります。
中には「ごあーん(ご飯)」のような、より言語に近い鳴き方をする猫もいるでしょう。
愛猫が鳴き始めたら、視線の先にあるものにも注目してみてください。
2.食器を見つめる・誘導する
鳴きながら食器を見つめたり、食器の前に誘導する場合は「ご飯ちょうだい」と言っています。
3.足元にまとわりつく
欲求があると足元にまとわりつく猫もいます。食事時になると決まってウロウロし、飼い主さんが移動すると絡んできます。
4.噛む
子猫が甘えたい時に甘噛みをするように、空腹を知らせる手段としても軽く噛むことがあります。
噛み方が強い場合は「痛い」と注意したほうが良いでしょう。ただし、うっかり食事の時間を忘れている時は謝ってあげてください。
5.吐く
食事と食事の間が空きすぎると、空腹のあまり気分が悪くなることがありますよね。猫にもそのような現象が起こります。
透明な泡混じりの液体を吐くことがあれば、強い空腹を感じています。すぐにご飯を食べさせてあげましょう。
猫は1日何食が理想?
動物には、それぞれ理想とする食事の回数があります。人間の場合は1日3食、犬は2食です。
では、猫の場合はどうでしょう。犬と同じ2食で良いのでしょうか?
猫の食事で大切なのはトータルの目安量であって、回数ではありません。何故かというと、猫は1度にガツガツ食べることができないからです。
少量の食事をちょこちょこと食べるほうが猫の胃腸には良いのです。与えすぎに気をつけながら、ある程度は猫が欲しがるタイミングに合わせてあげることが理想的です。
まとめ
猫は人間のように言葉を操れない代わりに、仕草で空腹を知らせてくれます。
食器が出ているご家庭は食器に目線が行きやすく、収納している場合は収納場所やキッチンなどに目が行きやすいでしょう。
吐くことは負担になってしまうので、できるだけ嘔吐しないうちに次の食事を与えるようにしてください。
猫は1日何食という理想はありません。摂取量の目安を越えない範囲で、愛猫が食べやすいタイミングに合わせてみてください。
帰宅時間が遅くなるご家庭は、食器を数箇所に分けて置いたり、自動給餌器を活用することをおすすめします。