猫の『嫌いな人』だけにする鳴き声や行動4つ そのときの気持ちや理由を解説

猫の『嫌いな人』だけにする鳴き声や行動4つ そのときの気持ちや理由を解説

猫は好き人と嫌いな人の前では態度が変わります。猫が嫌いな人にだけする鳴き声や行動をご紹介するので、自分が猫に嫌われていないか、愛猫に苦手としている人がいないかどうかを知るために参考にしていただければ幸いです。

猫は嫌いな人には態度で示す

鳴いて威嚇する猫

人は社会生活を円滑に営むために、嫌いな人にも愛想笑いをしたりすることがありますが、猫は嫌いな人に対して態度を取り繕ったりはしません。嫌いな人には「嫌い!」と態度で示すのが猫なので、接する時の様子を見ていると猫に嫌われている人とそうでない人の区別がつくはずです。

猫を飼い始めたばかりでまだ仲良くなれていない時や、他所の猫と接する時には自分が猫に嫌われていないかどうかが気になりますよね。またよく家に来る飼い主さんの友人などで愛猫に苦手な人がいるのなら、飼い主さんとしては把握しておきたいところです。

猫が嫌いな人にだけする鳴き声や行動をご紹介するので、自分と猫が接する時や愛猫が来客などと接する時に、当てはまる鳴き方や行動をしていないかチェックしてみてください。

猫が嫌いな人にだけする鳴き声・行動

イカ耳で怒る猫

1.「シャーッ」「ウーッ」と威嚇の鳴き声を出す

猫は嫌いな人や警戒している人に対して、「シャーッ」と鳴いたり「ウーッ」と低く唸ったりして威嚇します。威嚇している猫は「それ以上近づくな!」と怒っているので、警告を無視して近づいたり無理に触ろうとしたりするのはNGです。

懐いている飼い主さんでも、お風呂に入れるなど猫が嫌がることをした時には「シャーッ」と怒られてしまうことがあります。怒っている原因に心当たりがある場合は、愛猫に嫌われているというわけではないので落ち込まなくて大丈夫です。

特に不快にさせることをしたわけでもないのに威嚇された場合には、「今は嫌われているみたいだから、仲良くなれるまで自分からは近づかないでおこう」と考えてください。

2.近づこうとすると逃げる

猫は嫌いな人とはできるだけ近づきたくないと思っています。猫を撫でようとして近づくと逃げられたという場合には嫌われている、もしくは怖がられているということでしょう。逃げる猫を追いかけて強引に触ったりすると、余計に嫌われてしまうのでやめてくださいね。

猫と仲良くなりたいのなら、嫌なことや怖いことをしない安全な人だと認識してもらうことが大切です。しばらくはあえて猫をスルーして過ごしてみてください。警戒心が解けて興味がわいたら猫のほうから近づいてきてくれるはずなので、優しく撫でるなどコミュニケーションをとってみましょう。

3.イカ耳になる

猫は怒っている時や不機嫌な時に、耳を後ろに伏せたり横にピンと張ったりした「イカ耳」と呼ばれる状態になります。嫌いな人に対して警戒心や拒絶の気持ちを表す際も、同じようにイカ耳になるようです。

さっきまでは機嫌が良かった猫が、自分と顔を合わせた途端にイカ耳になったという場合は、残念ながら嫌われている可能性が高いでしょう。それ以上機嫌を損ねると、噛みつかれたり引っかかれたりする恐れもあるので、刺激しないように注意してくださいね。

4.しっぽをパタパタと素早く動かす

猫はご機嫌な時はしっぽを大きくゆっくりと動かしますが、イライラしている時はしっぽを素早くパタパタと動かします。近づいたら猫がしっぽをパタパタさせたという場合は、嫌いな人がそばにいる状況にイライラしていると考えられるでしょう。

犬がしっぽを激しくパタパタと振るのは喜びのサインなので、猫も同じだと勘違いしないように気をつけたいですね。

まとめ

怒った顔の猫

警戒心や縄張り意識が強い猫は、嫌いな相手には攻撃的になってしまいます。猫に嫌われているかもしれないと感じたら、決して無理に距離を縮めようとはしないでください。嫌われている状態から仲良くなるまでには時間がかかりますが、「この人といるのは安全だ」と思ってもらえるまで焦らず待ちましょう。

また猫の飼い主さんは、愛猫が来客に対して苦手意識を持っているようなら、無理に会わせないという配慮をしましょう。愛猫に自分の友人や恋人と仲良くなってほしいと思う飼い主さんもいるかもしれませんが、嫌がって隠れているのに連れてきて挨拶させたりするのは猫のストレスになります。

猫と接することに慣れていない人は、嫌がられていることに気づかず構おうとしてしまうこともあります。愛猫の代わりに飼い主さんから「人見知りしているから、そっとしておいてあげて」とやんわりとお願いしてくださいね。

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