飼い主さんの隣に座る猫の気持ち
元々単独で暮らし、相手とはある一定の距離をとる猫。そんな猫が、飼い主さんの隣に座るのにはどのような理由があるのでしょう。
今回は、猫が飼い主の隣に座っている時の気持ちについて紹介いたします。
1.信頼している
まずは、そばにいても襲われない、嫌なことをされないという信頼が強いでしょう。隣に座る行動の中でも、お尻を向けて座る場合は特に信頼度が高い証です。
2.甘えたい
家猫は独立することがないので、いつまでも子猫気分が残ります。
子猫が母猫にくっついて甘えるように、飼い主さんに対しても同じような甘えたい気持ちが残っているため隣に座っているのです。
3.抱っこまではされたくない
「甘えたい」という気持ちがあっても、抱っこまでは求めていない場合があります。隣に座るだけであれば、いつでも自由になれるので気楽という気持ちもあるでしょう。
4.気になるものがある
飼い主さんの服の飾りが気になったり、スマホやPCに対する嫉妬でも隣に来ることがあります。
構ってほしい時は前足で触れてきたり、鳴いてアピールすることもあるでしょう。さり気なく撫でてあげると喜びます。
5.ぬくぬくして温かい
寒い季節は身を寄せ合うと温かいものです。猫同士でも親しい相手とくっつく「猫団子」を結成して暖を取ることがあります。飼い主さんとも猫団子を作りたいのです。
6.離れたくない
ママっ子やパパっ子の猫は、「ずっとそばにいたい」「離れたくない」という思いで隣に座っていることがあります。
日頃から問題なく留守番ができるのであれば、好きなだけいさせてあげましょう。「分離不安症」が気になる猫の場合は、一緒に過ごす時間と離れる時間にメリハリを持たせるようにしてください。
猫が隣に来てくれる条件とは?
猫が隣にいると、私達もホッとする気がしますよね。では、どのような条件が揃えば隣に来てくれるのでしょうか?
ここからは、必要なもの(要素)をいくつか紹介いたします。
信頼を得ること
何よりも、まずは信頼を得ることです。日頃から愛猫が嫌がることをしない・大きな声や物音を立てない・しつこくしないなどの行動を心がけましょう。
ブランケットを用意する
ブランケットは猫が好むアイテムの1つ。膝にかけておくと、温もりを求めてやってくるでしょう。
隣に座るのはもちろん、膝の上に乗ったり、中に入ってくれるかもしれません。湯たんぽのように温かく、お互いに癒されます。
おやつで仲良くなる
おやつを使って隣に来てもらうという作戦も有効です。まだ心を許しきれていない猫と仲良くなるには良いツールになるでしょう。
ただし、与えすぎはNGです。将来的に肥満になる恐れがあります。
静かに待つ
あまり「おいで」と誘導せずに、静かに待ってあげることも大切です。読書をしたり、スマホを見ていると「何してるんだろう?」と興味を持ってくれるかもしれません。
擦り寄ってきたら撫でてあげましょう。そして、その場を離れようとしたら自由にさせるようにすると今後もそばにいやすくなります。
まとめ
猫が飼い主さんの隣に座っている時の気持ちには、飼い主さんへの強い信頼がベースにありましたね。そばに来てほしい、隣でまったりしたいと思ったら、信頼関係を構築するようにしましょう。
警戒心をとくツールとしておやつも有効ですが、与えすぎには気をつけてください。冬場はブランケットが最強のアイテムです。膝にかけて飼い主さんがリラックスしていれば自然と寄ってきてくれるでしょう。
もうすぐ人肌が恋しい季節がやって来ます。今年も愛猫と一緒にぬくぬく過ごしたいですね。