1.獲物に飛びかかる準備をしている
肉食動物の猫は、狩りをして獲物を捕らえます。その方法は、待ち伏せをして、一気に飛びかかるというもの。
ただし、じっとしたまま待ち伏せしていると、獲物が近づいたときに体がかたまってしまってうまく飛びかかれません。そこで、お尻を振って体をほぐし、いつでも飛びかかれるよう準備運動をしているのです。
2飛びかかるタイミングを計っている
お尻をフリフリすることで、獲物に飛びかかるタイミングを計っています。獲物が動いているその動きに合わせて、いつ飛びかかろうかと考えているのです。
タイミングが悪ければ、獲物を逃してしまうこともあるでしょう。獲物に逃げられないためにタイミングは大切。とても真剣に相手の動きを見ています。
3.素早く動けるようにしている
猫には持久力がないため、狙っている獲物を逃してしまった場合、すぐに追いかけることができません。獲物を見つけたら、一気に仕留めないといけないのです。
そのためには、素早く飛びかかることが重要。素早い動きをするために、後ろ足の爪を地面に食い込ませ、身を低くし、一気に飛び出します。
後ろ足の爪は、スパイクのような重要な役割を担っているのです。その後ろ足の爪を食い込ませるために、お尻を振っているのだと言われています。
4.集中している
お尻をフリフリしながら、じっと相手を見ているとき、猫はとても集中しています。瞳孔が大きく開いているのがわかるでしょう。
飼い主に向かってフリフリすることもありますね。飼い主の手足が動いているのを見て、獲物に見立てて飛びかかろうとしているので、そんなときは要注意です。飛びかかられたら猫の爪や牙でケガをしてしまうかもしれません。
遊びたい気持ちが強くて飼い主を狙っているので、できたら少しの間、おもちゃを使って遊んであげましょう。
まとめ
お尻をフリフリする猫の姿はとてもかわいらしく、SNSなどでも話題になりますね。猫を多頭飼いしていると、同居猫に向かってお尻を振ることもあります。
思わず笑ってしまうような仕草ですが、猫たちはいたって真剣。大事な狩りのための行動だからです。
おもちゃを使って遊ぶときは、小動物のような動きを真似ると猫が夢中になります。狩猟本能が刺激されて、お尻を振る姿を見られることでしょう。