猫に『おやつ』をあげる時の注意点3つ 与えすぎた場合のリスクとは

猫に『おやつ』をあげる時の注意点3つ 与えすぎた場合のリスクとは

猫のおやつで問題が起こるのは、主に食べ過ぎているときです。ただ猫のおやつは猫が嬉しそうに食べるので、飼い主さんもついあげ過ぎてしまいがち。しかし適量は大切です。おやつの適量はどのくらいなのか、あげすぎるとどうなるのか、そして適量を守るコツは?ここでは3つの注意点を挙げ、あげすぎの弊害をご紹介します。

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記事の監修

日本では獣医師。世界では旅人。”旅する獣医師”として世界各国を巡り、海外で見てきた”動物と人との共生の様子”を、執筆や写真展を通して皆さんと共有する活動をしています。

1.たくさんあげすぎない

キャットフードを前肢で落とそうとしている茶トラ

猫のおやつは『1日に必要なカロリー数の20%以内に』といわれています。つまり、おやつを食べさせた日には、そのカロリー数と同じカロリー数のごはんを減らさなければなりません。

しかし中には、「ごはんの量が減るのは許せない!」という猫もいるでしょう。

そんなときは、ドライフードの一部をウェットフードに置き換えてみてください。満腹感を満たせますから、猫から「少ない!」との不満も出ず、自然にカロリーダウンできるはずです。

また、おやつは基本的に栄養バランスが十分ではなく、偏食の原因にもなりえるため、20%と言わず可能な限り少なめにしましょう。

2.目的なくむやみにあげない

ソファで人のようにくつろぐベンガル

おやつをあげるときは、「なぜ」「このタイミングで」「ここで」「このおやつを与えるのか」をはっきりさせておきましょう。

理想は、

  • お留守番や病院を頑張ったご褒美
  • 人の食事やおやつのタイミングで気を紛らわせる目的
  • 練習や訓練(おすわりやブラッシング、歯磨きなど)のご褒美

など、明らかな目的があるときです。

逆にあまりおすすめできないのは、

  • 猫が要求してくるから
  • なんとなくあげたくなったから

などです。このような理由だと、どうしてもおやつの量がオーバーしがちになるからです。

3.目の前でおやつを準備しない

指先のおやつのにおいを嗅ぐアメショー

おやつをあげようと思ったときは、別の場所で取り分けて、必要な分だけ持っていきましょう。そうすることでおやつをきちんと計量でき、あげすぎの危険を避けることができるからです。

さらに手元に限られた量しかなければ、猫に「もうないよ」といいやすくなり、猫も催促しにくくなるのです。

おやつを与え過ぎた場合のリスク

体重計と猫

ではここからは、猫におやつを与え過ぎた場合のリスクについて解説いたします。

肥満

猫におやつを与え過ぎた場合に最も考えられるリスクは、カロリーオーバーによる肥満です。

人と同じで、肥満は糖尿病、膵炎、泌尿器疾患などの疾患リスクを上げてしまいます。

また体重増加が腰や脚に負担をかけるので、関節痛や捻挫、骨折などのリスクも高まるのです。

栄養の偏り

偏食(おやつが気に入り過ぎて総合栄養食をあまり食べない)だと、猫は徐々に体調を壊します。なんとなく元気がないなどの症状から、気が付いたら食事のせいで病気になっていたなど、偏食による栄養障害はさまざまな弊害を起こすのです。

またおやつなどのにおいが強くて味の濃いものしか受け付けないときは、病気で食欲不振を起こしている可能性も捨てきれません。あまりに偏食が過ぎるときには、1度健康診断を受けてみるといいでしょう。

まとめ

ちゅーるを仲よく舐める茶トラとサバトラ

おやつは猫の生活に彩りを与え、飼い主さんとの絆を深める大切なアイテムの1つです。しかしその大切な役割を、あげ過ぎで台無しにすることだけは避けなければなりません。

あげる量やタイミングを上手にコントロールして、おやつを猫にとって特別な楽しい時間にしてあげましょう。

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