1.魚
メダカや金魚、熱帯魚など、水槽の中で動いている小さな魚に、猫が興味を示さないわけがありません。特に猫の生活圏に水槽があるのは危険です。水槽の蓋を開けてしまったり、小さな水槽なら倒してしまうことも考えられます。
猫がいて魚を飼うのは難しいことですが、もし同居させるなら水槽は猫が入れない部屋に置きましょう。水槽は、しっかりと蓋ができる重量のあるものが安心です。
2.小鳥
インコなどの小さな鳥は、猫の本能を刺激します。小鳥は猫にとっては捕食対象だからです。襲いかかってしまう危険があるため、猫がいる家で小鳥を同時に飼うのは難しいといえるでしょう。
たとえ頑丈なケージや鳥かごに入れて飼っていたとしても、同じ部屋に天敵の猫がいるのは小鳥にとって大きなストレスです。体調を崩してしまうこともあります。
猫の方も、目の前の小鳥を捕まえることができずに、ストレスを抱えてしまうかもしれません。できれば同居は避けたい組み合わせですが、飼うのであれば部屋は分けてあげて下さい。
3.ハムスター
ハムスターも猫にとっては捕食対象です。ケージの中で飼っていたとしても、猫がハムスターを捕まえようとするかもしれません。やはり同じ部屋で飼うのは避けた方がいいでしょう。
できることなら、部屋を分けるだけでなく、家の中にハムスターがいることを猫に気づかせないくらいの配慮が必要です。
万が一、猫がハムスターのいる部屋に入ってしまった時のために、ハムスターのケージは頑丈なものを選びましょう。金網タイプよりも水槽タイプのケージの方が安全性は高くなります。
猫と相性がいい動物は?
小さな生き物は、どうしても猫のハンターとしての本能を刺激してしまいます。それは、猫が肉食動物である以上、仕方のないことです。
できることなら、これらの生き物と猫を一緒に飼うのは避けた方がいいでしょう。小さな生き物が猫がいることでストレスを抱えてしまうだけでなく、猫の方も落ち着けないからです。
反対に猫とうまくいきやすい動物はというと、まず犬が挙げられます。それでも、習性の異なる動物同士には違いありません。食事の場所や時間を分けたり、それぞれのプライベート空間を確保するなどの配慮が必要です。
うさぎとの同居も、猫の性格などによってはうまくいくことも多いです。ただし、うさぎは臆病なので、猫と同居させる場合はストレスがかからないよう様子を見ながら、少しずつ慣らして下さいね。お互いに縄張り意識が強いので部屋を分けてあげる必要があります。
他には、フェレットやハリネズミも比較的猫と同居しやすいといわれています。
まとめ
猫と他の小さな生き物を同居させるのは、極力避けた方がいいでしょう。猫がまだ幼いうちに一緒に飼ったり、猫が穏やかな性格だった場合は、トラブルなく過ごせることもありますが、猫には狩猟本能があることを忘れないで下さいね。
どうしても一緒に飼いたい場合は、細心の注意を払い、できるだけ別々の空間で飼育するようにしましょう。悩んだ時は、かかりつけの動物病院で相談することをおすすめします。