1.「お腹空いたって言ってるでしょ!?」
ご飯の催促といえば、以前は朝の睡眠の邪魔がメインでしたが、在宅勤務が増えた最近は、パソコンのキーボードに乗ったり会議中に大声で鳴いてみたり、明らかな営業妨害をするようです。
とはいえ猫も始めは控えめに、側で視線を送ったり小さく鳴いたりして一応遠慮はしています。しかしそれでは全然通じないので、やむなく実力行使に出るのです。
2.「ねぇねぇ何をしているの?」
猫は好奇心旺盛で詮索好き。大好きな飼い主さんが一生懸命何かしていれば、すぐ気になってしまうのです。それは子猫が母猫の真似をして生きるすべを学ぶ過程の延長線なのかもしれません。
ただ、人のすることは本来猫にとってはあまり美味しいものでも面白いものでもありません。そのためあれだけ邪魔していたのに、突然つまらなそうな顔をしてプイといなくなるのです。
3.「私のことも構ってよ」
読んでいる新聞の上に座り込みに来るときは、「私のことを構ってよ」という合図です。携帯電話を見続けていると怒ったり、テレビ画面の真ん前に座ってみせたりするのも同じです。
そんなとき、猫は飼い主さんと一緒の時間を楽しみたいと思っています。夢中になっている読み物や携帯電話やテレビなどに、ちょっぴり焼きもちを焼いているのかもしれません。
「そんなものに夢中になるくらいなら、私と仲よくしましょうよ」と、猫は思っているのでしょう。
4.「今が飼い主さんと遊べるチャンスだ!」
何かの邪魔すると、飼い主さんは必ず構ってくれます。在宅勤務でオンライン会議を邪魔すると怒られるかもしれませんが、必ずリアクションをするはずです。そして場合によってはおやつがもらえることもあるでしょう。猫はこれを覚えています。
外出直前に鞄の上に乗ったりするのも、多くの場合は外出を阻止するためというよりは、短時間でも遊んでもらえたり抱っこで撫でられたりが嬉しいからです。つまり猫からすれば、パソコン作業や外出準備は「遊ぶよ」の合図になっているのです。
まとめ
猫に何かを邪魔されると迷惑なのに、つい嬉しくなってしまうのが飼い主さんの習性かもしれません。きっと猫もそれを心得ていて、お邪魔ムシという甘えん坊を仕掛けてくるのでしょう。それに邪魔をしたくなるほど自分のことが好きなのかな、と思うと、ますます可愛くなってしまいます。
しかし本気で困る場合には、その場は構わず、他の時間にしっかり相手をしてあげましょう。アイロンかけなど危険なときもありますから、「ダメ!」を教えることも決して忘れないでくださいね。