1.ライフステージに合わせたフードを選ぶ
子猫のうちはタンパク質やエネルキーが特に必要な時期です。そのためしっかりと食事を与える必要が出てきます。子猫のうちは体型や便の状態に問題がない限り食べたいだけ食べさせても大丈夫です。
生後半年を過ぎる時期には避妊・去勢手術をする子も多いため、今までと同じ食事量では肥満になってしまう可能性もあるため、この辺りから体重にも気を遣いつつ食事量を調節します。
シニア期に入ると活動量が減ることもありますので、シニア用フードを食べさせながら太りすぎないよう気を付けてあげてください。
老猫になると今度は消化機能が落ちてしまうため痩せやすくなってしまうこともあります。また体も衰えてきますので愛猫が食べやすいフードを与えると良いでしょう。
2.人の食べ物を与えない
人の食べ物は猫にとって味付けが濃すぎるから良くない…と考えていらっしゃる方も多いと思いますが、それだけではありません。
もちろん塩分が多すぎるといった理由もありますが、人の食べ物の味付けには猫にとって中毒を起こしてしまうものが含まれることがあるからです。
そのため猫の健康のことを考えるのであれば猫用フードだけを与えるのが良いとされています。可愛くおねだりされても心を鬼にして「与えない」という選択肢を選ばなければならないこともあるので辛いところですが、猫の健康を守るためには飼い主さんも我慢しなくてはならないところでしょうか。
3.食器選び
実は猫の食事を入れるための食器選びにもポイントがあります。猫が好むフードの温度は38度前後と言われているそうで、この温度を保つのに適しているのが陶器製の食器です。
耐熱用の食器であればフードを温めてから与えることも可能ですし、他の食器よりもフードが冷めにくいとされています。また食器自体の高さも愛猫の体に合わせることで食べやすくなり、食欲が増すこともあります。
ステンレス製はどうしても冷たさがありますので気になる猫は気にしてしまう可能性もあるでしょう。
陶器の食器は落として割ってしまうこともあるからとプラスチックの食器を選ぶ飼い主さんも多いと思われますが、プラスチックの食器は傷が付きやすく、そこから雑菌が繁殖することで猫の体調に少なからず影響してしまう場合もあるようです。この傷に入り込んだ雑菌を綺麗に取り除くのはとても難しく、毎回綺麗に洗っていても落とし切れないのが難点のようです。
まとめ
猫はデリケートなため食事ひとつにも気を遣うべきポイントが多くあります。中には食器が気に入らないという理由でいつものフードも食べなくなってしまうこともあるようです。
また人の食べ物で猫によく食べさせているところを見かけるのは刺身ですが、これも多く与えすぎると猫によっては体調を崩したり本来のフードを食べなくなってしまったりすることもあるそうです。
猫はグルメで食べ物の好き嫌いの多い子もいますので与えるフードに悩む飼い主さんも多いとは思いますが、できることなら愛猫の体に合ったものを食べてもらって健康に過ごして欲しいですね。