猫の『しっぽを踏んでしまった時』の危険3つ

猫の『しっぽを踏んでしまった時』の危険3つ

猫は思いがけない場所で無防備に寝そべっていることもあり、しっぽを人間から踏まれてしまうことが少なくありません。今回は、猫のしっぽを強く踏んでしまった時の危険について見ておきましょう。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

1.骨折をしてしまう!

猫のしっぽ

猫のしっぽには骨があります。そのため、うっかり踏んでしまった場合、骨折させてしまう危険性があります。

しっぽの長さによって、骨の数は4〜24個程と大きく異なります。しっぽの骨(尾椎)は、腰の骨(腰椎)からつながっていて、ある程度の長さまで中に神経が入っています。

2.様々な動き・機能に支障が出てくる!

しっぽを動かしながら走る二匹の子猫

猫のしっぽを踏んでしまったことで神経を傷つけてしまうと、猫の身体機能に支障が出てしまう危険性があります。しっぽを踏んでしまう以外にも、高い所から落ちて腰やお尻にダメージを受ける、ドアにしっぽが挟まる、小さな子供などが猫のしっぽを引っ張るなどでも同様の危険があります。

障害された神経によって、しっぽが下がったままになる、歩くことや立つことに支障が出る、自力で排尿や排便ができなくなるなどの障害が起こり、介護が必要になったり排尿障害から膀胱炎を繰り返すこともあります。

3.ストレスになる…

しっぽで好意を表す猫

上記2つのケースように強くしっぽを踏んでしまわなくても、気づかないうちに猫のしっぽを軽く踏んでしっぽの動きを邪魔してしまうことがあるかもしれません。

弱い部分であるしっぽを触られること自体が猫にとってストレスになることもありますし、様々な気持ちから猫がしっぽを動かしていることもあるため、しっぽを軽く踏まれたり押さえられたりして自由に動かすことができなくなれば、猫にとってはストレスとなってしまいます。

異常があれば病院へ行きましょう

獣医師に診察をされる猫

被毛だけではなく、しっぽ本体を踏んでしまった場合は、歩き方や排便、排尿などに異常がないか、体に痛みがある様子はないか(ジャンプするか、いつもと同じように活動するかなど)を観察し、何か異常があれば必ず病院を受診しましょう。

猫は体の異常を隠そうとする動物ですから、なかなか分かりやすい症状を見せないこともあります。しかし、飼い主さんが単に「今日はちょっとおとなしいかな。よく隠れているな。」と思っただけの時でも、実は痛みがあったり食欲がなかったり弱っていることもあります。

まとめ

寝転がりながら上を向く猫

猫の『しっぽを踏んでしまった時』の危険3つと、万が一踏んでしまった時に特に気にして異常がないかを観察すべき項目についてお伝えいたしました。

猫を飼っているご家庭では、歩く時やドアを閉める時などに猫がすぐそばにいて事故が起きる可能性はないか、子供が猫のしっぽを引っ張ったりつかんだりできる状況はないか、同居の犬が猫のしっぽで遊んでしまうことはないか、猫が脱走してしまう危険性はないかなどを改めて見直してみると良いですね。

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