飼い主さんの腕にぎゅっ♡猫の仕草には理由がある?
愛猫が飼い主さんの腕にぎゅっと抱き着いてきて、その可愛らしい仕草に思わず笑顔になったという経験はありませんか?もしくは抱き着くだけでなく腕を噛まれたり蹴られたりして、「何でこんなことをするのだろう」と不思議に感じたことがある方もいるのではないでしょうか。
腕に抱き着くという仕草に、猫のどのような心理が潜んでいるのかを解説します。猫の気持ちを知ることで愛猫との絆をさらに深めましょう!
猫が腕に抱き着く心理
1.飼い主さんの温もりに安心できる
猫は親や兄弟と体をくっつけてお互いの温もりを感じることで安心します。飼い主さんのことを母猫や兄弟猫のように信頼できる大好きな存在だと認識している猫は、飼い主さんの腕に抱き着いて温もりを感じることで、安心したいという心理が働いているのでしょう。
もしかすると不安や寂しさを感じているから腕に抱き着いてきたのかもしれないので、愛猫の気持ちが落ち着くまでそばにいてあげたいですね。
2.飼い主さんに甘えたい
猫は本来警戒心の強い動物ですが、信頼を寄せる飼い主さんの前では甘えん坊になる子も少なくありません。甘えたい、構ってほしいという気持ちから腕にぎゅっと抱き着いてくることも多いです。とても可愛らしく、飼い主さんとしても嬉しくなる理由ですよね。
愛猫が甘えたくて抱き着いてきた時は、その気持ちに応えて優しく撫でてあげるとよいでしょう。
3.自分の匂いをつけたい
猫には縄張り意識があるので、縄張りや所有物には自分の匂いをつけたがります。飼い主さんが外出したりお風呂に入ったりして匂いが変わってしまうと、「せっかく飼い主さんにつけた自分の匂いが消えてしまった!」と不快に感じるのです。
つまりもう一度自分の匂いをつけて「この人は私のもの!」「この人は僕の!」と主張するために、腕に抱き着くということですね。愛猫に独占欲のようなものを出されると、飼い主さんも満更でもないのでは?
4.遊びでじゃれている
猫は兄弟猫やおもちゃとじゃれて遊びます。兄弟やおもちゃの代わりに飼い主さんの腕を遊び相手にしてじゃれる子も多く、ハイテンションになって噛みついたり蹴ったりしてしまうこともあるのです。
加減がわからず飼い主さんに怪我をさせてしまう猫もいるので、できるだけおもちゃで遊ぶ癖をつけてもらいたいところです。愛猫が腕で遊び始めたらお気に入りのおもちゃを見せて、そちらで遊ぶように誘導してみてください。
5.狩猟本能が刺激されている
野生時代の猫は、ネズミなどの小動物を狩って生活していました。現代の猫にも狩猟本能が残っているので、興奮すると獲物を狩るハンターに変身してしまうことがあるのです。
飼い主さんの腕を獲物の代わりに捕まえて噛みついたり爪を立てたりする場合には、危険なので怪我をする前に愛猫から離れましょう。それ以上、興奮させないように気をつけることが大切です。
まとめ
今日のねこちゃんより:あい♂ / 12歳 / 雑種(ミックス) / 7kg
猫が飼い主さんの腕に抱き着く心理は、甘えたいという可愛らしいものから狩猟本能という少々怖いものまで様々です。飼い主さんを信頼しているからこそ安心感やスキンシップを求めて抱き着いてくるので、その気持ちに応えて愛猫が満足するまでそばにいて甘えさせてあげたいですね。
ただし抱き着くだけでなく腕を噛んだり蹴ったりしてくる場合には、飼い主さんが怪我をしてしまう危険性があります。飼い主さんの腕をおもちゃや獲物の代用にすることが習慣にならないように、適切に対処してください。「ぎゅっと抱き着くのはいいけれど、噛んだり蹴ったりするのはダメだよ」と理解してもらえるよう、根気よく教えましょう。