猫がする3つの『今までにない行動』の原因は反抗期?飼い主はどうしたらいいの?

猫がする3つの『今までにない行動』の原因は反抗期?飼い主はどうしたらいいの?

愛猫がある日を境に、今までしたことがない行動をするようになったことはありませんか?普段は飼い主にかまってもらいたがる甘えん坊な猫が、急に甘えなくなったり、飼い主に対しよそよそしい態度をとったりすることがあります。実はその原因は、反抗期である可能性が。具体的にどんな行動をするのか、また、飼い主はどう対応をしたら良いかをお伝えします。

猫の反抗期について

そっぽ向く猫

反抗期といえば、人間が思春期に入ると、親などの大人に対し冷たい態度を取る状態を真っ先に思い浮かべる方も多いでしょう。相手の意見に反抗し、自分の意見を押し通そうとする精神状態のことを指しています。

実は、猫にも人間と同じように反抗期があると言われています。

猫の反抗期は、おおよそ生後半年から1年ごろになることが多いようです。これはちょうど、猫が親きょうだいと離れ自立する時期と重なります。

反抗期は猫が自立するうえで大切な時期ではありますが、実際にどのような行動が見られるのかをご紹介します。

1. あまり反応をしなくなる

今までは、おもちゃを出したらすぐに飛びついたり、名前を読んだら元気にお返事してくれたりした愛猫が、急に反応を示さなくなるときがあります。

これは、猫が今まで通りのおもちゃや呼びかけでは満足しなくなったことを意味しています。

  • 飼い主が少し遊んでくれるだけでも喜んでいた、大好きなおもちゃ遊びに反応しなくなった
  • 飼い主の呼びかけに毎回ちゃんと答えていたのに、あまり反応しなくなった

このように今までになかった態度を取るようになった場合、その猫は反抗期に入っている可能性があります。

少し寂しい気持ちになりますが、猫が夢中になれる新しい遊びを開拓してあげるなど、猫の成長に合わせて対応してあげましょう。

2. よそよそしい態度をとるようになる

逆毛を立てて遠くから見つめる猫

これまで構ってもらいたがったり、たくさんくっついて甘えていた猫が、飼い主に対して少し冷たいと感じられる態度を取るようになることがあります。

態度がよそよそしくなると、何か猫に嫌われるようなことをしてしまったのではないか、と不安に思う飼い主もいるでしょう。

これは猫が、親代わりである人間から自立し始めるサインと判断できます。この時期は、猫が精神的にも大人になっていくタイミングです。冷たくされたからといって、無理に過度なスキンシップを取ろうとするのは逆効果になる恐れも。

猫が今までにない行動をするようになっても、焦らず見守り、猫の嫌がらない距離感でのコミュニケーションを取るようにしてあげてください。

3. 威嚇したり噛みついたりする

少しショックかもしれませんが、この時期飼い主に対して攻撃的になる猫もいます。愛猫から威嚇されたり、噛みついたりされると、これまで甘えていてくれた分びっくりしてしまいますよね。

しかしそのような態度や行動も、猫の成長過程の一環です。社会性を身に付けるうえで、警戒心が少しずつ芽生えてきているのです。

これまで誰に対しても愛想よくしていた猫が、社会性を身に付けたことで、飼い主以外の人間に人見知りをするようになっている可能性もあります。

飼い主としては、愛猫に攻撃的な行動をされると、ずっとこの状態が続いてしまうのでは?と心配になるかと思いますが、猫の反抗期は短いことがほとんど。実は、割と早めに反抗的な時期は過ぎ去っていくのです。

猫が攻撃的になっても、反抗期の一環としてあまり心配しすぎず、猫の様子が落ち着くまで優しく寄り添い、見守ってあげましょう。

まとめ

嫌そうな顔をする猫

今回は、猫にも反抗期があることがわかりました。反抗期は、猫が自立するために必要な大切な時期。飼い主としては寂しさを感じる期間かもしれませんが、一番の対策は「そっとしてあげること」です。

反抗期のような、それまでにない行動を目にしたら、それは猫がきちんと成長している証ですので、広い心で受け止めていきましょう。

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