猫の『シャンプー』は絶対に必要?必要になる場合3つと理想の頻度

猫の『シャンプー』は絶対に必要?必要になる場合3つと理想の頻度

どんな動物も毛づくろい以外にお風呂(水浴びなど)の習慣を持っています。猫の場合は砂浴びで、外へ出る猫がたまにホコリっぽい状態で帰って来るのは、どこかでコロコロ転がってきたからです。では砂場を持たない室内飼いの猫はどうすればいいのでしょう?ここでは猫とシャンプーについて、必要かそうでないかの判断や洗う回数などをご紹介します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

猫のシャンプーの必要性

桶の中の大きなキジトラ猫

猫のシャンプーの必要性を一言で表すならば、「無毛種・長毛種は必須!短毛種はどちらでも」という感じではないでしょうか。

動物が水浴びなどをするのは、体に付いた汚れやノミなどの悪い虫を取り、肌を衛生的に保つためです。その点完全室内飼いの猫は、清潔な環境に住んでおり、お風呂に入らなくても全く問題ありません。

ただしこれは「短毛種」に限ってのこと。スフィンクスなどの「無毛種」は、毛がないために被毛を潤す皮脂が皮膚に広がり、ペタ付きやすくなっています。またペルシャなどの「長毛種」は毛のもつれが猫の健康的な生活を妨げるため、シャンプーできれいな被毛を保つ必要があります。

つまり、猫種によってその必要性は変わってきますので、一概に「猫はグルーミングするからシャンプーは必要ない!」とは言い切れないのが現状です。

どうしても猫がシャンプーしなければならない場合とは

ドライシャンプーされる猫

前章では、猫種によってシャンプーの必要度は変わってくると書きましたが、それでも猫種に限らず、どうしてもシャンプーする必要がでてくる場合があります。

では、そのような状況とは一体どのような場合なのでしょうか。

1.激しく汚れた

「愛猫には綺麗でいて欲しい」という人間の勝手な希望もありますが、冒険して体についた汚れがグルーミングの際に口に入ると健康的にもよくないかもしれません。

そもそもその汚れの正体が何か分からないときもありますので、猫が激しく汚れてしまった場合にはできるだけ早く落としてあげましょう。

2.手入れが十分でない

猫が太っていて口が届かない、障害がある等の理由でグルーミングが十分できない場合にもシャンプーが必要となります。

シャンプーしてあげることで、自分で十分な手入れができない分を補います。

3.病気療養中

病気のときは、よく口元や胸、お尻部分が汚れます。繰り返すようならシャンプーは避けて、ぬるま湯だけで洗うのもおすすめです。

猫にとって負担の軽いドライシャンプーもありますので、猫の体力を見極めつつ、適切な方法で清潔にしてあげましょう。

猫の理想のシャンプーの理想の頻度とは?

シャンプーされる猫

では、理想のシャンプーの頻度とはいったいどのくらいを指すのでしょうか。

冒頭でも書きましたように、猫種によって猫の理想のシャンプーの頻度には違いがありますのでご注意ください。

短毛種

  • 半年に1回(春と秋の換毛期が最適)
  • 多くて3ヵ月に1回

シャンプーしなくても特に問題ありませんが、洗えば抜け毛による嘔吐を減らし、毛球症の予防ができます。また冬はリンス効果により、静電気による不快感を減らせます。

長毛種

  • 月に1回

長毛種は毛のもつれやすい猫種が多く、毛玉ができると引きつれを起こします。すると体の動きが制限されたり皮膚炎を起こしたり、さらにノミなどの隠れ家になったりします。

そのため被毛と皮膚を健康に保つために、月に1回のシャンプーが必須なのです。

無毛種

  • 基本は蒸しタオルで拭き取り
  • ぬるま湯に浸かるだけなら毎日でも可
  • 無毛猫専用のシャンプーで最低でも月2~3回

無毛種は毛がないせいですぐ汚れ、臭くなったり皮膚炎になったりします。そのため毎日の蒸しタオル拭きが欠かせません。

数日おきにシャンプーするという強者飼い主さんもいるようですが、シャンプーの種類には注意が必要です。

まとめ

タオルにくるまれて泡を頭にのせる猫

猫のシャンプーは、短毛種はほぼ必要ありませんが、年2回の換毛期に合わせると猫の負担が軽くなり毛球症の予防になります。

長毛種と無毛種は、全く別の理由で月に1回からそれ以上のシャンプーが必須です。

他にも猫種を問わずシャンプーが必要な場合がありますが、お風呂好きな猫は少ないので、体調と機嫌を見つつ清潔を保ってあげてください。

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