猫を迎えたら見直したい習慣5つ
猫を家族に迎えたら、いくつか気をつけてほしいことがあります。ここでは見直してほしい習慣を5つ紹介いたします。
1.アロマを使う
アロマに癒される方も多いと思いますが、猫がいる空間での使用は控えたほうが良いでしょう。犬用も含めNGです。
その理由は、肉食動物である猫ならではの特徴によるものです。猫の肝臓は、アロマの精油の成分を分解することができません。誤って体内に入ってしまった場合、命を脅かす存在になるのです。
ちなみに犬は肉食寄りの雑食動物です。だから、犬用であればOKなのです。
アロマを使用したい場合は、愛猫が入らない空間で楽しみましょう。
2.タバコを吸う
タバコは猫にとっても有害です。猫がいる空間で喫煙した場合としない場合を比較すると、猫が悪性リンパ腫を発症する確率が2.4倍になるというデータがあります。
受動喫煙は、煙による副流煙の他に、壁や床から受ける3次喫煙があるので要注意です。猫は床の上をゴロゴロしますし、壁を舐めたり引っ掻いたりする習性を持っています。その点は人間以上に注意が必要です。
喫煙習慣をやめられない場合は、愛猫の生活拠点を避けて吸うように心がけましょう。そして、喫煙後30分は愛猫と触れ合うことを控えてください。
3.生花を飾る
全ての花がNGではないものの、花を食べてしまう猫がいる場合は造花で我慢したほうが良いでしょう。
生花の中でもトップクラスで危険なのは「ユリ科」の植物です。代表のユリは、花瓶の水を飲んだだけでも命を落とす恐れがあります。
お花が大好きな方には悲しいことですが、お庭やベランダを活用してガーデニングを楽しんだほうが安全です。
4.ものを放置する
例えば1人暮しの場合、「後で片付ければいいか!」と思うものがありますよね。その放置癖が愛猫を危険に晒す恐れがあります。
特に紐類・ビニール袋・スナック菓子の袋などは危険です。誤って食べてしまうと命を落とす危険性があります。
少々面倒くさいと感じても、使ったものは片付ける、食べ終えたものは処分するようにしてください。
5.不規則な生活
猫は体内時計に従い、ルーティーンを作って生活する動物です。ある意味規則正しい生活では、人間よりも優秀かもしれません。
人間の場合は仕事によってもタイムスケジュールが変わるので、不規則な生活が致し方ない場合もあるでしょう。
猫と暮らす場合は、例えば猫と遊ぶ時間やご飯のタイミングだけは合わせるなどの工夫をしてみてください。そのほうが猫が受けるストレスの軽減につながります。
ご飯は自動給餌器を活用するのもありです。時間を決めてあげることが困難な場合は検討してみてください。
家猫も意外とワイルド!狩猟本能に注意!!
危険なものの中に紐やビニール袋、花を食べるなどの行動が登場しましたよね。なぜそのような行動を取るのか、なぜ危険な存在なのかを紹介いたします。
猫には狩猟本能がある!
猫には狩猟本能があります。家猫も生粋のハンターで、いわゆる「おもちゃ」も猫にとっては狩りの対象になります。
そもそも遊び自体が狩りの練習なので、紐やビニール袋もヒートアップすると食べてしまう恐れがあるのです。
絶対に放置するのはやめましょう。留守番中は、誤飲のリスクが低い蹴りぐるみなどのおもちゃで遊ばせると良いでしょう。
便秘解消・毛玉吐き目的で花を食べることも
猫は肉食動物なので、主食は肉です。(家猫の場合はキャットフード)
そんな猫がなぜ花を食べるのか疑問を抱くでしょう。事の真相は「便秘解消・毛玉を吐き出す」という習性です。
バランスの良いキャットフードには、毛玉が残らない成分や便秘解消の成分が含まれています。しかし猫には野生の本能が色濃く残っているため、草花を食べようとします。
草を欲しがる場合は、猫草や少量のレタスを食べさせて欲求を満たしてあげると良いでしょう。レタスは害がなく、猫草よりも人気になることもあります。余談ですが、我が家の猫はレタス派です。
家猫は意外とワイルド!
のんびりした生活を謳歌する家猫ですが、意外とワイルドな一面がありましたね。小動物に見立てて遊ぶ能力や、草花を食べて体調を整えるなど、かなり賢い動物なのです。
優秀な存在だからこそ本能は認めつつ、安全な形で満たせるようにしてあげましょう。
まとめ
猫を迎えたら見直したい習慣5つと、それらが危険な理由について紹介いたしました。中には、飼い主さんの心を満たす大切なものがあったかもしれません。
完全にNGというわけではなく、上手に空間を分けるように工夫してみてください。おっとり系の家猫でも、想像以上に野生的な場合があります。猫も人も安全に、そして楽しく欲求を満たしていきたいですね。