『猫風邪』は“一度かかると一生”って本当?4つの症状と予防・治療法

『猫風邪』は“一度かかると一生”って本当?4つの症状と予防・治療法

人間が風邪を引いた時のような症状が出る猫の感染症を『猫風邪』と呼びます。重症化する前に感染に気づき動物病院に連れて行けるように、猫風邪の主な症状をご紹介します。治療法や予防法についても、ぜひ併せてご確認ください。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

『猫風邪』とは?主な症状4つ

くしゃみをする猫

猫風邪とはヘルペスウイルスやカリシウイルスなどに感染することで、くしゃみや鼻水などの症状を引き起こす病気の総称です。一度回復してもウイルスは体内に残り続け、免疫力が低下するなど健康状態が整っていない時に再発する可能性があるため油断できません。

また子猫や高齢の猫は重症化しやすいため、早めに動物病院に連れて行き治療をすることが大切です。愛猫の猫風邪にすぐに気づいて適切に対処できるよう、猫風邪の症状をご紹介します。

1.くしゃみや鼻水

頻繁にくしゃみをしたり鼻水が出たりしている時は、猫風邪の疑いがあります。くしゃみによりウイルスが飛び散ってしまうので、多頭飼育をしている場合は他の猫に感染しないように注意してください。

2.目ヤニや涙が増える

猫風邪の原因となるウイルスは、目ヤニや涙が増えるなどの症状を引き起こすことがあります。目の異変からすぐに猫風邪の可能性は考えにくいかもしれませんが、病気のサインを見逃さないようにしたいところです。

3.食欲不振

猫風邪の影響で鼻づまりになると、食べ物の匂いがわからなくなるので食欲が低下してしまうことがあります。またウイルスにより口内炎ができて、痛みを感じるせいで食欲がなくなってしまうことも…。脱水にならないように点滴するなどの対処も可能なので、獣医師に相談してください。

4.発熱

猫の体温は通常37~39℃ほどですが、猫風邪により熱が高くなることもあります。一般的には40℃を超えると発熱しているとみなされます。愛猫の体調が気になる時は耳や肉球が熱くなっている、呼吸が荒いなどの発熱のサインがないかどうかを確認してみてください。

猫風邪の治療法

病院で診察を受ける猫

猫風邪は症状が軽い場合は自然と回復する可能性もありますが、重症化のリスクがあるので早めに動物病院を受診することをおすすめします。治療は基本的に薬の投与を中心に行います。とはいえ猫に人間用の風邪薬を飲ませるのは絶対にNGです!必ず動物病院で愛猫に合った薬を処方してもらってくださいね。

他にも目の症状が出ている場合は目薬を処方、食欲不振の場合は点滴というように、症状に合わせた治療をすることもあるでしょう。

猫風邪の予防法

ワクチン接種する子猫

猫風邪はワクチン接種により予防できます。ワクチンを接種すれば絶対に感染しないというわけではありませんが、感染リスクを低くできるうえに万が一感染しても軽傷で済むので愛猫の命を守れるでしょう。

またウイルスに感染しないように、他の猫との接触を極力避けることも重要です。飼い主さんが外で猫に触れ、手や衣服についたウイルスを家に持ち帰ってしまうケースもあるので注意してください。外で猫を拾った場合は念のため、病院で安全を確認するまで先住猫と居住スペースを分けましょう。

まとめ

体温を測る猫

愛猫を猫風邪から守るためには、ワクチンによる予防と他の猫からの感染を防ぐことが重要です。予防していても感染してしまう可能性をゼロにはできないので、愛猫に猫風邪が疑われる症状が見られた場合は早めに動物病院に連れて行きましょう。

特に免疫力の低い子猫や高齢の猫は重症化しやすいので、自然治癒を期待して放置するのは危険です。また一度感染すると再発のリスクもあるため、常に健康状態には気を配ることも大切ですね。室内の保温・保湿やストレスのない生活を心がけると、ウイルスの影響を受けにくいのでおすすめです!

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