1.ブラッシング
換毛期には、こまめにブラッシングをしましょう。短毛種なら1日1回、長毛種なら2回程度ブラシをかけてあげて下さい。
使用するブラシは、短毛種ならやわらかいラバーブラシや獣毛ブラシ、長毛種ならスリッカーブラシが根元までしっかり届くのでおすすめです。
毛の流れに沿って優しくとかし、嫌がる部分は無理をしないで下さいね。猫に負担をかけないよう、1回のブラッシングは3分程度にしましょう。
2.シャンプー
抜け毛がひどい場合は、シャンプーをしてあげると、さっぱりします。お風呂を嫌がらない猫なら、換毛期にはシャンプーをして抜け毛を流してあげましょう。短毛種なら換毛期ごとに1回、長毛種なら月に1回程度が目安です。
ただし、シャンプーは苦手という猫は多いので、無理のないようにして下さいね。シャンプーができない場合は、固く絞った濡れタオルや、市販の猫用ボディタオルで拭いてあげるだけでもいいでしょう。
3.こまめな掃除
猫の毛が抜けやすいということは、室内にも毛が飛び散っているということです。床や家具の上にもたまってしまいます。換毛期はこまめに掃除をするしかありません。特に、猫のブラッシングをした後は、周囲に毛が落ちるので、合わせて掃除もしましょう。
床や家具に落ちた抜け毛が舞い散らないよう、コロコロやウェットシートなどで毛を取り除いてから掃除機をかけるのがポイントです。
猫の換毛期はいつ?ケアしないとどうなるの?
猫の換毛期は年に2回あります。季節の変わり目、つまり暖かくなり始める3月頃と、寒くなる11月に生え変わり、暑さ、寒さに対応してるのです。猫の被毛の成長サイクルは60日から90日程度なので、その期間は抜け毛対策が必要となります。
この期間は、抜け毛が大量なので、もし何も対策をしないとしたら、部屋の中が毛だらけになってしまうでしょう。衣類にも付着してしまいます。
またそれだけではなく、猫の健康にも害を及ぼす可能性があるのです。
抜け毛のケアをしてあげないと、猫が自分でグルーミングをした際に大量の毛を飲み込んでしまいます。通常、毛玉を吐いたり、便と一緒に排泄されますが、飲み込んだ毛の量が多いと体内に留まってしまうことがあるからです。これを「毛球症」といい、重度になると、手術で体内で塊になった毛を取り出すことになります。
まとめ
猫と一緒に暮らしていると、換毛期の抜け毛に悩まされることがあります。でも、毛が生え変わることは猫にとって気温の変化に対応するために大事なことです。
ブラッシングは愛猫との良いコミュニケーションにもなります。定期的にブラッシングをしていると、体調の変化にいち早く気づけるというメリットもあります。
面倒でもこまめにケアをしたり、掃除をしながら、この時期を乗り越えましょう。