1.豪徳寺
招福猫児が「縁」をもたらしてくれる、東京都世田谷区の豪徳寺です。井伊直孝によって彦根藩の菩提寺となり勢いが戻りました。井伊直孝は、徳川家康の四天王の一人である井伊直政の次男です。
直孝が鷹狩の帰りに豪徳寺の前身である弘徳院の門前を通りかかると、和尚さんの家族であった「たま」という猫が、手招きするような仕草をしていたため寺の中で休んだそうです。その後、雷雨となり直孝は「猫のおかげで雷雨に遭わずに済んだ」と感じ入りご縁ができたとのことです。
閑静な住宅街の中にひっそりと佇む豪徳寺の招き猫は招福猫児と言われ、小判を持たずに右手だけをあげています。縁をもたらしてくれますが、福そのものを与えてはくれません。それは、感謝をする心があれば自然に福が訪れるという教えからだそうです。
2.兎の石
熊本県の南阿蘇村にある、岩壁の割れ目で「兎の石」と言われます。
宙を浮いたように崖の間に岩が挟まって、猫が鈴を着けているようなシルエットでした。しかし2016年の熊本大地震の時に岩が落ち、その後は鈴のなくなった猫のシルエットになりました。
トレッキングをしながら眺める場所で空洞から見える景色が大変な絶景です。眺めるだけでもご利益があると確信できます。
3.日光東照宮
彫られた「眠り猫」のいる栃木県日光東照宮も有名なパワースポットです。
東照宮の建立された土地は、家康と天海が熟慮した場所です。東照宮自体がパワースポットのため、敷地内にある物全てにご利益があると考えて良いのはないでしょうか。
眠り猫は、「幕府が、猫が眠りにつくほど平和な時代を実現する」という願いを込めて彫られています。家康も眠り猫も今の時代をどう見ているのでしょうか、聞いてみたいものです。
4.銀座コイコリン
銀座三愛ドリーム館に佇む「コイコリン」も、ご利益のあるパワースポットとです。
右側にオスの「ごろべえ」、左側にメスの「のんき」がいます。この二匹は、50年近くも銀座で色々な人からの願い事を叶えてきました。願う内容によって撫でる場所が違うこと、欲張って沢山の願いを一度に行わないことが大切です。
まとめ
猫にまつわる『パワースポット』4選!どんな御利益があるの?についてお伝えいたしました。
日本には、猫にまつわる寺社仏閣も多く存在しています。パワースポットは相性もあると言いますから、ピンと来たり懐かしさを感じたり、ワクワクする場所に行ってみてくださいね。