猫が飼い主さんの指を吸う理由とは?
猫が人間の指を吸う行為、通称「指吸い」は、まだ小さい子猫から大人になった成猫までさまざまな年代の猫で起こりうる行為のひとつです。
もし愛猫に飼い主さんの指を吸うことが習慣化している場合、そこには何かしらの理由が隠されているかもしれません。
今回は、全ての猫に起こりうる指吸いの理由について詳しく紹介してまいります。
1.お腹が空いたから
そもそも猫が指を吸うのは「子供の頃の気持ちを思い出しているから」という原因が挙げられます。
猫は母猫の母乳を飲む時に、ちゅぱちゅぱと吸いついて育つのが一般的です。
そのため、お腹が空くと子どもの頃の気持ちをつい思い出してしまい、癖で何かしらに吸い付きたくなる衝動に駆られることがあります。その結果飼い主さんの指に吸いつくという行動に出るのでしょう。
飼い主さんのことを母猫のように慕っており、飼い主さんならこの空腹をなんとかしてくれる!と信頼しているからこその行動といえますね。
2.甘えたいから
子猫だった頃の自分を思い出すのは、お腹が空いた時だけではありません。
誰かに甘えたい時もつい癖で指吸いをすることがあります。
子猫の頃、母猫から母乳をもらって安心感に満たされていた自分を思い出し「あの時と同じような安心感が欲しい」といった気持ちから、子猫の時と同じ行動をとるのかもしれませんね。
3.何かお願い事があるから
これも「甘えたいから」という理由と似ていますが、猫のほうから「これをして欲しい」「この事に気づいて!」といった要望を伝えたい時に指吸いをして伝えようとすることがあります。
甘えて可愛らしくおねだりすることによって、自分の要望を聞いてもらおう!という猫なりの作戦なのかもしれませんね。
指を吸う行為はやめさせるべき?
指を吸う行為を愛猫が頻繁に行っている場合「この行為はこのまま放置しててもいいのかな」と疑問に思う飼い主さんも多いかもしれません。
結論からいうと、もし止めさせられそうであれば止めさせるのがベストといえるでしょう。指吸いを続けさせた結果、飼い主さんの指の皮膚が負傷してしまったり、甘え癖がついて「自分の要求は何でも通さなくては気が済まない」といった考えを愛猫が持ってしまう可能性もあるからです。
「指吸いをされる前にごはんのお世話や定期的に構ってあげる」というような行動をとるように心掛けるだけでもだいぶ変わってくると思うので、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
猫が指を吸う行為について疑問に思ったり、なかには不安に感じたりする飼い主さんもいるかもしれませんが、実は子猫の時からやっている癖のひとつだったりします。
ただ放置してしまうと愛猫や飼い主さんにとってダメージがあるケースもありますので、お困りの場合は止めさせるように努力してみることをおすすめします。