猫が自分の手を口に入れている理由3つ 口の中に異常がある可能性も

猫が自分の手を口に入れている理由3つ 口の中に異常がある可能性も

猫が手を口に入れている姿を見かけたことがあるでしょうか。(一体何をしているんだろう?)と気になる方もいらっしゃるかと思います。猫はどうしてこのような行動をするのか、この行動には一体どんな意味があるのかを本記事にてご紹介したいと思います。

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記事の監修

東京農工大学農学部獣医学科卒業。その後、動物病院にて勤務。動物に囲まれて暮らしたい、という想いから獣医師になり、その想い通りに現在まで、5頭の犬、7匹の猫、10匹のフェレットの他、ハムスター、カメ、デグー、水生動物たちと暮らしてきました。動物を正しく飼って、動物も人もハッピーになるための力になりたいと思っています。そのために、病気になる前や問題が起こる前に出来ることとして、犬の遺伝学、行動学、シェルターメディスンに特に興味を持って勉強しています。

1.爪や肉球の手入れ

手入れ

よく猫が自分の手を口に入れて、爪を引っ張っているような仕草を見ることがありませんか?

これは爪とぎでは取れなかった表面の古い爪を自分で取り除く行動だと言われています。

さらには爪のケアの後に肉球を舐めてケアすることもあります。指を開いて指と指の間までも綺麗にします。

このように、猫が手先を念入りにお手入れするのは正常なグルーミング行動の一つであり、ハンターとしての大事な行動です。

頻繁に爪を引っ張っている場合は爪とぎが古くなっていて上手くとげていない可能性もありますので、爪とぎを新調するなどの対策をしてあげると良いですね。

2.指や肉球に異常がある

毛づくろい

指や肉球に異常があって猫が手を口に入れることもあります。けがをしている、病気で腫れていて痛い、何かが挟まっていたり刺さっていたりすることなどがあります。

指や肉球に異常がある場合、歩きたがらない、歩き方がおかしい、元気がないなど、他にも普段と違った行動が見られることが多いでしょう。爪が伸び過ぎて肉球や皮膚にささることもあります。このような場合は、動物病院を受診しましょう。

特に異常はないけれども頻繁に手を口に入れて爪を引っ張るような行動をしている場合、爪とぎが充分に機能していない可能性も考えられます、もし爪とぎが古くなっているようでしたら、新しい爪とぎを用意してあげ、きちんと爪の古い層がはがれるようにしてあげましょう。

3.口内のトラブル

子猫の口

実は口内炎や歯周病など口内に異変が起きて、猫が手を口に入れたり口の辺りをしきりに気にする様子が見られる場合もあります。

口の中に違和感や痛みがある場合、食欲が落ちたりよだれが出たり、口臭がするというような症状が見られることが多くあります。

このような症状が見られる場合は、もし愛猫の口の中を飼い主さんが点検してあげることができなくても、動物病院で診てもらいましょう。口の中のトラブルを放置してしまうと、食欲減退から脱水や腎臓の病気など、他の病気を引き起こしてしまう可能性もあります。

また、普段から歯みがきをしたり愛猫の口の中をチェックする習慣をつけておけば、いざという時にも役立つので心掛けたいですね。

まとめ

手をなめる猫

愛猫が普段何気なくしている行動や仕草の中には、実は体の不調が原因になっているものも存在します。

猫が手を口に入れている場合、グルーミングの一部という正常な行動から、指や肉球、口内のトラブルのように治療が必要になる原因が隠れている場合まであります。

異常がある場合は、きっと愛猫から他のサインも出されているはずですので、見逃さないようにしてあげたいですね。

一方、手を口に入れるのがただの「癖」と化している状態で猫を多頭飼いしている場合は、その癖が他の猫にも伝わってしまっていることもあるようです。

どちらにしても、癖なのか体の不調のサインなのかは飼い主さんでなければ気づけないことだと思いますので、普段から愛猫の体調管理は徹底しておくと良いですね。

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