1.健康によい
猫は人の健康によいという、科学的な根拠が示されています。急性心筋梗塞や急性心不全、狭心症などの心血管疾患による死亡率が減少したり、頭痛、花粉症なども少なかったりという報告があるとか。
東京農業大学の研究では、猫に触るだけでネガティブな気分が抑えられ、他者との関わりにおいて重要な働きを担っている「前頭前野」の血流が増加することが分かっています。また、「オキシトシン」というホルモンの上昇も認められました。それにより、幸福感を覚えたり、免疫が向上したりする効果が期待できます。
2.寂しさが紛れる
たとえば一人暮らしで誰もいない家に帰宅すると、シーンとした室内に寂しさを感じることがあるでしょう。そこに猫がいてくれれば、それだけで部屋の雰囲気は一変します。お出迎えしてくれるとは限りませんが、たとえ爆睡していたとしても、その姿を見ただけで寂しさが紛れ、思わず笑顔になるはずです。
猫がいてくれれば、一人で過ごす日々でも孤独を感じることは少なくなるのではないでしょうか?むしろ、愛猫に会いたさに、いそいそと早めに予定を切り上げ、帰宅するようになるかもしれません。猫がいると、寂しさなどは消し飛んでしまう場合が多いでしょう。
3.生活リズムが整う
気ままに過ごしているように見える猫は、実は意外と規則正しい生活を送っています。起床時間やご飯タイムなど、毎日同じ時間だったりするのです。
そのため、時間がくると飼い主さんに「起きて〜!」「ご飯ください」などと要求することもあるでしょう。願いを叶えてもらいたいと、まだ眠りについている飼い主さんを起こしにかかる行動は、珍しくありません。
猫を飼うまでは不規則だった生活が、規則正しくなった、という方がいます。かわいい愛猫のためならば、生活リズムを整えるのは苦ではない飼い主さんが多いようです。
4.冬は湯たんぽ代わりに
愛猫と一緒に寝る時間は、至福のときだと筆者は思います。夏はなかなかくっついて寝てくれませんが、冬はぺったりとくっつき、湯たんぽ代わりになってくれることがあるのです。もちろんそれは、猫からすると飼い主さんを湯たんぽ代わりにしている、ということなのですが…。
お互いの体温でぽかぽかと温まり、寒い日でもぐっすり眠れるでしょう。ただ必ずしも愛猫が心地のよい場所で寝てくれるとは限らず、飼い主さんの体の上に乗ってきて、息苦しい思いをすることがあるかもしれません。そんなやりとりが楽しめるのも、愛猫家の特権といえば特権でしょう。
5.リラックスできる
猫が発する「ゴロゴロ音」には、人の骨密度を上昇させる上にリラックス効果があることが認められています。愛猫が近くでゴロゴロ言っていると「音が大きくて寝れるかな?」と思いますが、これまでの経験上では、いつの間にかぐっすり眠っています。ゴロゴロ音のリラックス効果がなせる技かもしれません。
骨密度の方は試したことがありませんが、フランスにはゴロゴロ音を使った骨折向けセラピーがあるといいます。また、猫のケガの治りが早いのは、ゴロゴロ音の周波数が関係しているのでは?という話も。
まとめ
今日のねこちゃんより:くむ♀ / 1歳 / エキゾチックロングヘア / 3kg
猫を飼うのはコストがかかったり、お世話に多少手間がかかったりという面もありますが、それを補ってあまりある価値を、提供してくれているようです。もちろん、メリットがあるからという理由だけで飼う、ということではないと思いますが、これからも大切にしていくべき存在だというのは、確かでしょう。