1.やわらかい皮膚
![おもちゃのそばで伸びている猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/9/e840a74ea0cb0036c8abe3aee3ff1aea.jpg)
猫は皮膚自体がとてもやわらかく、よく伸びるようになっています。これは、外敵に襲われた時などに大ケガをしないよう体を守るためなのだそうです。
皮膚がやわらかければ、猫の素早い動きを制限することもありません。また、皮膚だけでなく筋肉もやわらかいのだそうですよ。
猫を撫でてみるとわかるように、触った感触もとてもやわらかいですよね。猫をついつい触りたくなってしまうのは、あのやわらかさに癒されるからもしれません。
2.お腹の皮膚がたるんでいる
![仰向けで寝ている子猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/9/bd0a0e73582d00395a645f8ef6d8f3b7.jpg)
猫のお腹を見た時にたるんでいる、と感じたことはありませんか。
触ってみると、そのやわらかさがわかります。お腹から後ろ足にかけての皮膚は「ルーズスキン」と呼ばれています。ネコ科の動物に見られるもので、少したるんだようになっているのです。
お腹がたるんでいるのは、太ったからでも、年をとったからでもありません。猫の体を守るために重要な意味があるのです。皮膚がたるんでいることで、急所であるお腹を攻撃された時に致命傷を負わないためと言われています。
また、ルーズスキンがあることで、足の動きが邪魔されず、狩りをしたり、身を守るのに必要な瞬発力が保たれるのです。
ルーズスキンは、猫の年齢、性別関係なく見られるものですが、猫種によってたるみ具合は異なるようです。
3.関節の可動域が広い
![仰向けで伸びをする猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/5/1c360cccd9eef509df7267ea38695c52.jpg)
猫の関節は、可動域が広くなっています。そのため、体がとても柔軟なのです。
さらに、椎骨と椎骨の間の椎間板や骨と骨をつなぐ役割を担う靭帯も柔軟にできているので、関節は2倍の長さまで伸びるのだとか。ゴムのように伸びて、体が長くなったように見えるのも頷けますね。
4.骨の数が多い
![伸びをする猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/7/f41fa0f66a70cd1f9a71b960b65a7d2b.jpg)
猫は小さな体ながら、骨の数は人間よりも多く、人間が約200本なのに対して猫は約240本あります。特に腰椎は人間が5つなのに対し、人間よりずっと体の小さな猫は7つです。そのため、背骨がやわらかく、伸びやすいのです。縮めたり、ひねることもできます。
また、肉食動物である猫は、腸が短いために、背骨が内臓を支える必要性が低く、それも猫の体が伸びる要因のひとつです。
まとめ
![長く伸びて眠る猫](https://d234ijcs2twthi.cloudfront.net/c/nekochan.jp/pro/resize/700x500/100/6/abd67f49f70090ecd111df356313b6b2.jpg)
猫は体がやわらかいと言われていますが、実際ゴムのように伸びた姿を見るとびっくりしますね。
「猫は液体」なんて言われ、溶けてしまったかのような猫の写真をインターネット上で見かけます。その姿は、笑いを誘うものですが、猫の柔軟性は、体を守るために重要なものだったのです。