『臆病猫』に育ててしまう飼い主の生活習慣6つ

『臆病猫』に育ててしまう飼い主の生活習慣6つ

臆病な猫は生まれつき臆病です。しかし大きくなってからさらに怖がりになることもあります。例えば愛猫を構い過ぎること。愛情から出た行為が、猫の臆病さをあおっていることもあるのです。それでは怖がりさんはいつまで経っても怖がりなまま。ここではそんな飼い主さんのNG行動をご紹介します。

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記事の監修

大阪府立大学生命環境科学部獣医学科卒業。その後、約10年に渡り臨床獣医師として動物病院に勤務。予防医療、行動学、老犬の介護問題に興味を持っています。正しい知識と情報を多くの方に伝えたいという思いからWEBライターとして動物関係の記事を執筆しています。

臆病な猫にとってNGな飼い主の生活習慣とは

箱の下からのぞくサバトラ

一緒に暮らしていても、無意識に猫を臆病にしてしまう生活習慣があるかもしれません。愛猫の為に、時々ご自身の生活習慣を見直してみることをおすすめします。

1.音に無頓着

猫は突発的な音や大きな音が嫌いです。声の大きい方やドアの開け閉めがうるさい方を猫が避けるのは、もともとそういう苦手意識があるからです。

2.お客さんが多い

臆病な猫は極端な人見知りでもありますから、お客さまの多いお家はかなりストレスがかかります。一般的に猫はそういう場所を避けますから、安心できる隠れ家を持たない猫なら「家出したい」と思っているかもしれません。

3.どすどす歩く

こっそりのぞき込むハチワレ

猫はどすどす音を立てて歩かれるのが嫌いです。恐怖映画でも足音が効果的に使われるように、迫ってくる足音はとても怖いものなのです。

4.遠慮なく追いかける

さらに猫は後ろから追いかけられるのも嫌いです。まして足音と共に手を伸ばして捕まえようとするのは、猫にとっては恐怖の極み!まるでお化けに追いかけられているような気分なのです。

5.嫌がるのに無理強いする

男性に抱き着かれて嫌そうな猫

「やめて」といってやめなければ、その場を立ち去るか相手に制裁を加えるのが猫のルールです。

しかし人にNOといっても伝わらず、嫌がることを止めないことが多いうえに、怒れば逆に怒られるので、ますます嫌になってしまうのです。

6.ずっと見つめる

動物にとって「見つめる」とは、威嚇や監視、襲うための品定めなど、あまりいい意味ではありません。

それなのに隠れ家をしょっちゅうのぞかれたり、食事やトイレをじっと見守られたりしていると、猫は常に緊張を強いられるのです。

どうすれば怖がりを克服できる?

窓際でPCを触る女性と猫

怖がりさんへの接し方のポイントは、以下のような内容になります。

  • 静かに過ごす
  • 寄って来るのを待つ
  • 猫が嫌がったらすぐ放す

そして来客などどうしようもないことに関しては、隠れ家を作ってあげましょう。

静かに安心して過ごせる場所さえあれば、逆に勇気が湧いて様子を見に出て来るようになることもあるのです。

まとめ

ちぐらに籠ってにらむ猫

臆病な猫をさらに臆病にしてしまうのは、猫を脅かす行為です。その気はなくても結果的にそうなってしまえば、怖がりがなおさら怖がりになってしまいます。

「きょうだいなのにこの子だけが臆病で…」というのは決して珍しくありません。また「昔飼っていた猫は平気だったのに」という思い込みもよくありません。

猫も性格はそれぞれ違うのですから、その子に合った飼い方を探してあげてくださいね。

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